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ニュースリリース

 

ニュースリリース2008年

2008年12月16日
アサヒビール株式会社

国内初となる官民共同の森林保全活動
〜 アサヒビールと林野庁近畿中国森林管理局が連携 〜
〜 アサヒビール(株)と林野庁近畿中国森林管理局が「美しい森林づくり」に関する覚書を締結 〜

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)と林野庁近畿中国森林管理局は、美しい森林づくりを共同で推進する森林共同施業団地を設定し、森林資源を適切に管理して、持続可能な森林経営を共同で行うとともに、次代を担う子供たちに向けて、森林の大切さへの理解を深めるための環境教育を連携して実施する覚書を、国内で初めて締結します。
 広島県庄原市と三次市にアサヒビール(株)が所有する「アサヒの森」の一部である甲野村山及び法仏山合計478haと隣接する広島北部森林管理署管内の国有林402haを合わせて877haを対象に、12月より「美しい森林(もり)づくり」の連携を強化します。
 具体的には、団地化によって大規模で効率的な間伐などの森林保全活動を実現できるモデルケースとして、ノウハウを蓄積していくとともに、森林資源の循環利用を促進するために間伐材等の安定的な供給の促進に共同で取り組みます。また、森林共同施業団地内の豊かな自然を活用して、アサヒビールがこれまで実施してきた「アサヒ森の子塾」などの環境教育にも共同で取り組みます。

 「アサヒの森」は、アサヒビール(株)が昭和16年から保有している森林で、総面積は2,165haに及びます。2001年には、国際的な森林認証を日本で3番目に取得し、持続的でよりよい森林経営の実現に向けた取り組みを強化しています。
 2006年からは、未来を担う地元の小学生を対象に、森林の役割や環境問題を「アサヒの森」での体験から学んでもらう機会を提供する環境イベント「アサヒ森の子塾」を開催しています。また、経済的な森林経営の持続のために、間伐材の需要創出にも努めています。「アサヒの森」の間伐材は、主に建築材として使用されているほかに、アサヒビールグループの外食店舗向け割り箸や飲食店向けの販促物にも使用されています。

 林野庁近畿中国森林管理局は、国土を守り、水を供給するなど、森林の持つ公益的機能の発揮をより重視した森林づくりを基本とした森林経営に取り組んでいます。また、管内の国有林の多くを「レクリエーションの森」に設定して、国民と森林とのふれあいや森林ボランティア活動の場として提供しています。
 地球温暖化防止への貢献や次世代に美しいみどりを伝えていくために、2007年から始まった「美しい森林づくり推進国民運動」の趣旨に賛同し、企業やNPO等のボランティアによる森林づくり活動の推進や森林環境教育に積極的に取り組んでいます。

 アサヒビール(株)と林野庁近畿中国森林管理局は、政府と民間企業が共同で取り組む「美しい 森林づくり」を推進し、持続可能な森林経営と地球温暖化防止のための二酸化炭素吸収源としての森林の役割の重要性を啓発し、社会に貢献できることを期待しています。