アサヒビール株式会社
ワイン瓶の軽量化により、製造時や輸送時のCO2排出量を削減
『軽量ワインボトル』を開発
〜サントネージュワインの主力ブランド『酸化防止剤無添加ワイン』シリーズに採用〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、国産ワインに使用するワイン瓶(容量:720ml)のガラスの使用量を減らし重量を低減した『軽量ワインボトル』を開発しました。
サントネージュワイン株式会社(本社 山梨、社長 渡邉唯史)の主力ブランドである『酸化防止剤無添加有機ワイン』と『酸化防止剤無添加ワイン物語』に採用し、年間で約480万本に展開する予定です。2008年6月より、既存商品から順次切り替えを行い全国で展開していきます。
アサヒビール(株)は、石塚硝子株式会社(本社 愛知、社長 山中昭廣)と共同で研究を重ね、強度など品質面での安全性を確保した上で、より軽くて丈夫なワイン瓶の開発に取り組んできました。軽量化することで、製造時のCO2排出量の削減、輸送の効率化によるCO2排出量の削減、省資源化による環境負荷の低減を目指しました。
『軽量ワインボトル』は、これまで展開している既存のワイン瓶に比べ、高さを変えずに重量を約18%低減しました。開発にあたっては、瓶の厚みを均一化しやすい成形方法に変更することで軽量化を図り、さらに、瓶内の微細な異物を完全に除去することができるNew Forming System技術の一部採用により瓶の強度を保持しています。
また、瓶の原料については従来瓶と同様で、「スーパーエコロジーボトル」と言われる無色・茶色以外の色の再生ガラスを90%以上使用したものです。透明瓶と比較すると紫外線をカットできるため、ワインの品質維持にも大きく貢献しています。
瓶の軽量化により、瓶の製造工程における燃焼エネルギーが1年間で約703百万kcal、
CO2排出量が約180トン削減できます。また、軽量化による輸送の効率化により、CO2の排出量の削減など環境負荷の低減に貢献します。
アサヒビール(株)では、今後もお客様が求める容器や包装に関する品質向上に向けた取り組みを強化するとともに、実用性があり環境に配慮した様々な容器の開発を展開していくことで、社会に貢献することを目指していきます。
【『軽量ワインボトル』を採用する商品の概要】
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