アサヒビール株式会社
ビール、発泡酒、新ジャンル、ビールテイスト飲料の商品価格改定について
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、国内で製造するビール、発泡酒、新ジャンル及びビールテイスト飲料(※1)の生産者価格を、2008年3月1日(土)より改定させていただくこととしました。
当社では、お客様に高品質で安心・安全な商品を安定的にご提供するべく、税制改正にともなう改定を除くと1990年3月以来これまで約18年間、ビール類商品(※2)の生産者価格を実質的に据え置いてきました。しかしながら、昨今、原材料価格が高騰し、企業努力のみで対応するには厳しい状況となったため、やむを得ず価格改定させていただくこととしたものです。
(※1) 輸入販売する、「バス ペールエール」「青島啤酒」「ベル・ビュー クリーク」「レーベンブロイ アルコールフリー」は除く。
(※2) 発泡酒商品の発売は2001年より、新ジャンル商品の発売は2005年からとなります。
当社では、高品質の商品を適正な価格で購入いただけるよう、製造・物流・営業・管理各部門で生産性の向上やコスト削減の取り組みを進め、経営合理化に努めてきました。
しかしながら、昨年来、ビール類の主原材料である麦芽、とうもろこし等の副原料、アルミ缶資材、ダンボールカートンの価格が上昇し、当社の明年2008年の原材料価格等のコストアップ幅は、本年2007年のコストアップ想定額(70億円強)をさらに超える規模になる見込みとなっています。こうした原材料価格高騰の状況は、中期的に継続するものと推定されており、コストダウン等による企業努力のみで対応することは難しい状況です。
このため、引き続きお客様に高品質の商品を安定的にご提供していくため、今回、やむを得ずビール、発泡酒、新ジャンル及びビールテイスト飲料の生産者価格を改定させていただくこととしたものです。また、価格改定実施に併せて、ビールテイスト飲料の希望卸売価格・希望小売価格の廃止を行ないます。
アサヒビール(株)では、「最高の品質と心のこもった行動を通じて、お客様の満足を追求する」ことを理念に、今後とも、高品質な商品を通じて新たな価値をお客様に提供するとともに、いっそうの経営効率の向上に努力していく考えです。