アサヒビール株式会社
アサヒ飲料株式会社
「水の情景―モネ、大観から現代まで」展に特別協賛
〜尽きることのない水の魅力を約100点の作品で表現 〜
アサヒビール株式会社(東京、社長 荻田伍)、アサヒ飲料株式会社(東京、社長 岡田正昭)は、4月21日(土)より7月1日(日)まで横浜美術館において開催される「水の情景―モネ、大観から現代まで」展に、企業メセナ活動の一環として特別協賛します。同展覧会は、横浜市芸術文化振興財団が主催し、古今東西の水の表情に魅せられた芸術家約45名による、絵画、写真、映像、彫刻など、水を主題とした作品約100点を紹介するもので、日本における近代水道発祥の地として知られる横浜が本年水道創設120周年を迎えることを記念して開催されるものです。
アサヒビールグループでは、ビールをはじめとする飲料・食品を製造・販売する事業を展開することから、環境に関する取組みの中でも特に「水」についての働きかけを、大きなテーマの一つとして位置付けています。事業活動においても、高度な排水処理の実施や用水の使用効率の向上によりグループ全体で水資源への環境負荷低減を進めてきました。
また、豊かな水を育む自然環境を保全する為、社員が中心となって全国9箇所のビール工場の水源地の森林保全活動を2004年より展開しています。企業メセナ活動においても2005年から環境保全活動と連動した「アサヒ・エコアート・シリーズ」※という独自の取組みを続けており、今回の展覧会への特別協賛も、“水”をテーマとしてメセナ活動と環境保全への取組みを融合した当社独自の活動の一環としています。
横浜市のある神奈川県においては、アサヒビール神奈川工場(神奈川県南足柄市)が2002年に操業を開始しました。豊かな水と緑に恵まれた足柄地域と共生するため、神奈川工場は当社ビール工場の中でも、地球・地域・人との調和を考えた「環境創造工場」として最新鋭の設備を導入した工場の一つです。横浜市・神奈川県で水に深いつながりをもつ事業を行う企業として、人々の生活に密接した「水」をテーマとし、人と「水」との関わりをあらためて捉えなおすという展覧会の主旨に賛同し、今回協賛をさせて頂きます。
同展覧会は、20世紀以降の美術を軸として「水」の表現、「水」との対峙の諸相を紹介するものです。水辺の情景や水面をテーマにした「I.たゆたう」、波や滝など流動体としての水をテーマにした「II.動く」、霧や雨など世界を包み込むような水をテーマにした「III.満ちる」、比喩的・象徴的な水の表現が示す水と人とのかかわりをテーマにした「IV.水と人」の4つのテーマを設け、水の貴重さや美しさ、水と人の関係を通して水の存在にあらためて焦点をあて、水の魅力を提示していきます。
会期中には、展覧会に付随して水をテーマにしたフィールドワークやワークショップ、映画上映等の様々な活動が計画されています。6月3日(日)に、横浜美術館内にある円形フォーラムにて記念シンポジウムが開催されます。専門家と共に、当社神奈川工場長である竹本秀明がパネリストとして参加し、事業者の立場から「水」についての考えを述べ、「水」を通して現代社会や文化についての考察に加わる予定です。こうしたシンポジウムへの参加のほか、本展覧会の構成の要となる作品、モネの「睡蓮」をはじめとした絵画をアサヒビール大山崎山荘美術館から貸与し、展覧会の充実に協力します。
アサヒビール(株)では、今回の「水の情景―モネ、大観から現代まで」展を通じて、一人でも多くの人々に芸術との触れ合いの場を持っていただくとともに、「水」を通じて身近にある自然環境を新たな角度から見つめなおしていただける場となればと考えています。また開港以来、水と関わりながら独自の文化を花開かせてきた横浜において、同展覧会が地元の皆様のみならず、横浜に訪れる多くの観光客の間で話題を呼ぶことを期待しています。
※アサヒビール(株)の推進する環境保全活動の中で、特に注力している「水と緑」への取り組みを「アート」と融合させることで、アーティストと地元住民の方々がいっしょになって、ひと・もの・こと・自然などの様々な地域資源に着目し、未来につながる創造活動を展開していく企画。2005年は高知県・愛媛県に流れる四万十川流域、2006年は愛知県に流れる木曽川にて開催。
【シンポジウムのご案内】
■テーマ: | 「水をとおして見えるもの―社会・人・自然のあいだに」 | ||||
■日 時: | 6月3日(日) 14:00〜16:00(終了予定) 会場は、横浜美術館内「円形フォーラム」にて実施。100席、入場無料。 |
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■パネリスト |
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【展覧会概要】
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