アサヒビール株式会社
『飲酒文化の社会的役割』 出版のお知らせ
適正飲酒啓発活動の一環として、ICAP出版物の日本語翻訳版を出版
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、国際的なアルコール関連問題専門の非営利団体であるICAP(International Center for Alcohol Policies、国際アルコール政策センター)が出版した『Drinking in Context』(Gerry Stimson、Marcus Grant、Marie Choquet、Preston Garrison 他著)の日本語翻訳版『飲酒文化の社会的役割』(定価4800円・税込)を出版し、5月中旬に全国の紀伊国屋書店の59店舗で発売をします。
ICAPは、社会でのアルコールの役割に対する理解を深め、世界各国でのアルコール乱用を減らすという基本理念の下に、自主規制ワークショップ・アルコール問題セミナーなどの開催や政策調査・立案、出版事業など、様々な活動を展開しています。
アサヒビール(株)も、不適切な飲酒や未成年者飲酒・飲酒運転など違法な飲酒による様々なアルコール関連問題の発生を防止する「適正飲酒」啓発活動を社内外で積極的に推進しており、2001年にアジアから初めてICAPに加盟しました。
今回発売される『飲酒文化の社会的役割』の原本である『Drinking in Context』は、ICAPが2年の歳月を掛け、世界各国のアルコール関連問題専門家より協力を得て共同討議を重ね完成しました。世界各国での様々な飲酒形態を探求すると同時に、国や文化によって異なる飲酒運転や未成年者飲酒等に対する認識について検証し、「あるべきアルコール政策」を模索しながら、「飲酒文化の社会的役割とその重要性」について総合的にまとめあげたものです。本書は、昨年12月末に発売され、アメリカをはじめとしたヨーロッパ諸国を中心に発売されており、今回初めて日本語に翻訳されました。
アサヒビール(株)は、酒文化の健全な発展を目指すとともに、適正飲酒の推進に組織的かつ継続的に取り組んでいます。今回の『飲酒文化の社会的役割』の発売もこうした取組みの一環として、企画しています。
アサヒビール(株)では、「未成年者飲酒予防基金」によるNPO等への助成支援、中学生向けの未成年者飲酒防止啓発ビデオ「輝く明日へのステップ〜中学生は飲酒にNO!!〜」の全国の中学校への無料配布、適正飲酒啓発冊子「お酒との正しいつき合い方のガイドブック」の配布、「未成年者飲酒防止」や「飲酒運転防止」啓発ポスターの作成など、これまでもアルコール関連問題に関する啓発活動を積極的に推進してきました。
今後も、ICAPでの取り組みを通して、国内のみならず国際的な視点から、適正な飲酒を啓蒙し、社会におけるアルコールの役割に対する理解を深める活動を積極的に推進していきます。
また、4月24日(木)には今回の書籍出版を記念して、政府関係官庁、報道関係者、公衆衛生、医学、教育関係者、NPO関係者、業界関係者をお招きして、下記のとおり日本経団連会館にて、ICAP主催による出版記念講演会とレセプションを開催することとなりました。
■『飲酒文化の社会的役割』出版記念講演会とレセプション概要■
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【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
社会環境推進部 電話:03−5608−5195