アサヒビール株式会社
アサヒビール(株)お客様生活文化研究所の意識調査
『2007年を漢字一字で表すと』
〜 日本がどうなる?今年の日本を漢字一字で表すと・・・「乱」 〜
〜 心機一転、今年のあなたの抱負を漢字一字で表すと・・・「健」 〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)のお客様生活文化研究所は、本年1月3日〜1月9日にインターネットで1567名のお客様を対象に、『2007年を漢字一字で表すと』と題して、『今年の日本』と『今年のあなたの抱負』の各テーマについての意識調査を実施しました。
Q1:2007年、今年の日本がどうなるかを予測し、漢字一文字で表現してください。(自由回答)
⇒1位は「乱」、2位は「変」、3位は「明」。(詳細は、【参考資料】参照)
1位は「乱」(5.6%)でした。お客様の声によると、「政界における混乱・労使の乱れ・学校教育の混乱」等、2007年は政治や社会生活、さらには北朝鮮を始めとした世界情勢についても不確定要素が高まり、「波乱万丈の年」になるのでは ないか、という見方をする声が多数集まりました。また2位「変」(4.5%)、4位「迷」(3.4%)、7位「激」(2.0%)という漢字からも同様な傾向が見受けられます。つまり「変化」「混迷」「激動」・・・と暗中模索の続く日本の行く末が、良い方向か悪い方向か分らないものの、その分岐点が今年2007年に起こるであろうと予測する方が目立ちました。
一方、3位には「明」(3.8%)、6位に「昇」(2.2%)、8位に「進」(1.9%)とプラスイメージの漢字も上位にランクインしました。「昨年は暗いニュースが多かったので、今年はそろそろ景気も回復して日本が元気で『明』るい国になって欲しいという願いを込めて」(女性30代)、「日本経済もまた日が『昇』る。株価も上昇する。地価も上昇し資産価値上昇。賃金ベースアップで生活水準上昇・・・」(男性60代)など、今年こそは「明るい年」にしたいという希望的観測を含めた願いも目立ちました。
Q2:心機一転、今年のあなたの抱負を漢字一文字で表現してください。(自由回答)
⇒1位は「健」、2位は「新」、3位は「動」。(詳細は、【参考資料】参照)
次にお客様ご自身の「今年の新たな目標や抱負」を伺いました。最も多かったのは「健」(5.9%)でした。「この2年ほど体調が悪く病院通いが続いたので、今年こそは健康を回復して元気に過ごしたい。また社会が明るく健全なものになって欲しいから・・・」(男性60代)、「昨年は怪我をしたり、母の入院があったり、とにかく家族が健康で過ごせることが一番」(女性40代)など、ご自身や周りの人々の「健康」こそが幸せな人生の礎であると実感されている方が大変多いようです。
また、2位「新」(3.8%)、3位「動」(3.5%)の回答者からは、今まで実行できなかったことに挑戦したい、心機一転、新しい環境で再スタートを切りたい、夢に向かって能動的でありたい、といった元気な回答が多数寄せられました。特に今年は干支が亥(いのしし)でもあるため、目標に向け、脇目もふらず猛進を続けたいと考えている方もきっと多いことでしょう。
⇒性別で見てみると、女性ならではの回答も見受けられます。
さらに女性ならではの回答として3位「楽」(4.0%)、6位「笑」(2.9%)という明るい漢字も目立ちました。「些細なことでも『笑』い、『笑』顔を絶やさずにいることが、私に出来る家庭円満の秘訣」(女性30代)、「苦しい事も笑って前向きに過ごせるようにしていきたい。もちろん、『楽』しい事が沢山あるといいな〜」(女性20代)など、経済的に苦しくても、辛いこと、悲しいことがあっても、奥さん、お母さんの優しい笑顔が家庭や家族を救うことが案外少なくないようです。
今回は「漢字一文字」から、2007年の日本そしてお客様の抱負や目標を見てきました。昨年は幼い子供が犠牲となった事件、いじめ問題や北朝鮮のミサイル発射・・・等々、暗いニュースが多かったことも影響してか、ランキング内に挙げられた漢字には、今後の日本を不安視するものが目立ちました。加えて、今年は団塊世代の大量退職に伴う高齢化社会の加速、消費税の引き上げ、定率減税の廃止、年金、教育改革・・・といった課題も残され、私たち庶民生活はまさに「乱」「変」「迷」といった事態に遭遇する一年になるかもしれません。とはいえ、今年の日本を厳しく見る反面、お客様ご自身の抱負に「健」「新」「動」「進」と目標に向けて未来を切り開こうとする意識が見られます。いたずらに社会の変化に左右され、精神的に窮屈になって生活するのはつまらないもの。女性回答に目立った「楽」「笑」のように「笑う門には福来る!」ではありませんが、何はなくとも「健康」に気を付けて笑って過ごせる一年にしたいものですね。
【調査概要】
・調査対象:全国の20歳以上の男女1567人(有効回答数、男性836人、女性731人)
・調査方法:インターネット
・調査期間:2007年1月3日(水)〜1月9日(火)
【参考資料】
【本調査に関するお問い合わせ先】
お客様生活文化研究所のサイト
http://www.asahibeer.co.jp/aboutus/research/culture/