平成18年4月5日 アサヒビール株式会社 実践的に学べるアートマネジメント講座
『アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)学校』 開校のお知らせ 〜 芸術と市民の橋渡しを目指した祭典『アサヒ・アート・フェスティバル2006』関連企画 〜 |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)と、財団法人アサヒビール芸術文化財団(所在地 東京、理事長 池田弘一)は、若手アートマネージャーや学生を主な対象とし、生きたアートマネジメントを“講義”と“実践”で学べる場として、4月より『アサヒ・アート・フェスティバル学校(以下、AAF学校)』を開校します。 『AAF学校』とは、アサヒビール(株)が全国のアートNPOや市民グループと協働して、2002年より開催している『アサヒ・アート・フェスティバル(以下、AAF※)』で育んだネットワークを活かして実施するもので、『AAF2006』の開催時期と連動して、アサヒビール(株)本部ビル横のスーパードライホール4階に位置する『アサヒ・アートスクエア』をメイン会場として4月6日(木)〜8月24日(木)までの期間中12回(予定)にわたって開催されます。同時期に企画立案・開催を進めていく『AAF2006』を具体的な題材とすることで、時には会場を現場に移して、実際のアートに直接触れる機会や企画意図・背景などを実践に即して解説する機会を設け、自らアートプロジェクトを提案するための基礎的な力を養うことを目的としたアートマネジメント講座を推進していきます。 講師陣には、『AAF』の立ち上げ当初から事務局を運営し、また昨年は横浜トリエンナーレの企画にも関わった芹沢高志や、フリーライターとして全国各地の『AAF』プログラムを取材し、また『AAF2006』には造園技法を活かして作品を創るアーティストとしても関わる竹田直樹をはじめとするアートマネジメントの実践経験豊富なフェスティバル関係者や、美術家・照屋(てるや)勇賢(ゆうけん)、通称「トリのマーク」と呼ばれている劇団主宰の山中正哉・柳澤明子など、『AAF』に参加しているアーティスト、さらにはアサヒビール(株)の企業メセナ担当者を加えて、多様な陣容を組んでいます。 『AAF』は、アートを社会に開き、アートを通じて地域の魅力を高めようとする人々によって、2002年より毎夏、ジャンルを越えた多彩なプロジェクトを全国各地で展開してきました。例えば、古い倉庫や廃屋が、地域の人々の集うカフェやアートセンターとなったり、アートを介在させることで今まで忘れていた住民たちの記憶を蘇らせて、世代や時間を超えた交流を生み出すなど、地域資源としての人・モノ・場所を結びつけ、コミュニティに働きかけるアートプロジェクトとして運営されてきました。
そして5年目を迎える本年は、4月6日(木)〜8月24日(木)までの期間中12回(予定)にわたって、講義と実践を連動させる形で『AAF学校』をスタートすることとなりました。また、今年の『AAF2006』では、「すみだ川プロジェクト」と称し、アサヒビール(株)の本部ビル周辺(東京都墨田区を中心に、江東区・中央区などの隅田川左岸地域も含む)に、様々なアートプロジェクトを展開し、それらを繋ぐネットワーク作りも予定しています。 アサヒビール(株)とアサヒビール芸術文化財団は、全国に点在している地域に根差した活動、未来文化を創造する新しい活動や、市民が自主的に展開している活動が、『AAF』を契機に新たなネットワークを創出し、より創造性に富んだ豊かな社会文化を構築するとともに、一人でも多くの方々にアートへふれあう機会が増えることを期待しています。そのアートの環境整備の一つとして『AAF学校』が機能し、その受講生たちが、全国の多様なアートプロジェクトで活躍し、飛躍していくことに繋がることを目指していきます。
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