平成18年1月11日 アサヒビール株式会社
アサヒビール鰍ィ客様生活文化研究所調査
『2006年、日本はどうなる!今年の日本を漢字一文字で表すと?』調査 〜1位:「昇」、2位:「変」、3位:「乱」〜 『2006年の新たな目標や抱負』では、1位:「健」、2位:「楽」、3位:「進」 |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)のお客様文化生活文化研究所は、本年1月上旬にインターネットで約1617名のお客様を対象に、『2006年、今年の日本はどうなる!今年の日本を漢字一文字で表すと?』という調査を実施しました。今回の調査と同時に『2006年の新たな目標や抱負』の調査も実施しました。 日本漢字能力検定協会が昨年末に京都の清水寺が発表した「2005年を象徴する漢字」では、愛・地球博、ご成婚や“アイ”ちゃんの活躍を受け、「愛」が選ばれました。同様に2006年の日本がどうなるのかを皆さんに漢字一文字で行く末を占っていただきました。 ************************************** 〜『2006年、日本はどうなる!今年の日本を漢字一文字で表すと?』〜 ■ トップは「昇」。昇竜の如く、経済が活気づく「日本復活の年」を期待。 有効回答数1617人の中で、最も回答の多かった漢字は「昇」(4.82%)でした。「景気が徐々に回復して、日本経済が上昇する兆しが見えてきた」(女性30代)、「日本経済はまた日が昇り、国民生活が向上に向かう。賃金も上昇し、株式市場の日経平均も20,000円まで急騰する」(男性60代)など、長かった不景気を脱却し、昇竜のごとく経済が伸び、 「日本復活の年」になることを期待する声が多数寄せられました。また同様に、7位に株価上昇、景気回復を意味する「上」(2.4%)、10位にも活躍、活気を意味する「活」(1.7%)が挙げられました。 ■ 景気回復は幻想!?「乱」「迷」の多くなる一年 こうした上昇機運が漂う一方、2位は「変」(4.76%)、3位には「乱」(4.3%)が挙げられました。「9月に首相が小泉さんから変わる際、後継者がすんなり決まらず、自民党大波乱の展開になるのでは?_」(男性40代)、「大増税時代や、株価の変動、混乱することの多いのではないか」(女性30代)など、株の乱高下や増税を懸念する声が目立ち、トップの「昇」とは裏腹に「混乱」「変化」の多い1年になるのではと、不安を募らせて いる方も少なくありませんでした。 ■ 日本を元気にするカンフル剤は「スポーツイベント」 明るい予測で見逃せないのが10位の「躍」(2.2%)や、またランキング外ですが「勝」(1.4%)、「翔」(0.7%)という漢字です。「サッカーワールドカップ、冬季オリンピックや世界野球大会など国民的に盛り上がるから」(男性40代)、「日本選手の活躍、躍進を願って」(男性50代)など、2月10日から始まるトリノオリンピックを皮切りに、3月に初の世界大会となるワールドベースボールクラシック、さらに6月にはサッカーW杯ドイツ大会の開催など、スポーツの国際大会が目白押しの今年、皆さんのボルテージも一気に上がりそうな予感がします。日本選手の活躍が大いに期待されるところです。 〜『2006年の新たな目標や抱負』〜 ■ 健康第一、そして健全な社会を期待 皆さんから寄せられた中で、最も多かったのは「健」(5.9%)でした。「昨年は、不整脈、高血圧、坐骨神経痛など次々に病に悩まされた1年だった。今年こそは健康を取り戻して、心身ともに健やかに過ごしたい。また、健全な社会、健全な政治、そして健全な家計の年であって欲しい」(男性70代)、「年末に足に怪我をして、体がいかに大切なのがを実感した。今年はこの言葉の如く健康に十二分に注意して過ごしたい」(男性40代)など、ご自身の健康あっての1年と、年齢とともに実感のこもった声が多数寄せられました。 ■ 暗いニュースが多いからこそ、「笑い」を絶やさない 続いて2位は「楽」(3.5%)、4位には「笑」(2.5%)が挙げられました。「まだ0ヶ月の赤ちゃんがいるので、いつでも楽しい気持ちで、どっしりとしたお母さんでいたいと思う」(女性20代)、「どんなに辛くても、笑っていたい。泣き笑い、大笑い、微笑み、必ず一歩踏み出すためには笑顔が必要だから」(女性40代)など、「笑い」はストレスを発散し、病気になりにくい体を作るとよく言われますが、暗いニュースや話題が多いこのご時世 だからこそ、なおさら、笑顔を絶やさない余裕を持つことが大切なのかもしれません。 ■ 男性は仕事の「勝ち組」、女性はご主人、お子様への「優しさ」を意識 今年の抱負を性別に見てみると、特に男性に目立ったのが「勝」(男性=3.2%、女性=1.5%)という漢字でした。「株に勝つ!仕事に勝つ!己に勝つ!」(男性40代)、「勝負の年、50歳にあと、1年。半世紀をこの一年に勝負する。半世紀の総仕上げとなるように頑張る」(男性40代)など、株投資やギャンブルばかりではなく、何事にも「勝ち」を意識するのは男性の特徴なのかもしれません。今年こそは「勝ち組」へと、意気揚々としている方も少なくありませんでした。その一方、女性に目立ったのが「笑」(女性=3.5%、男性=1.7%)、「優」(女性=2.8%、男性=1.1%)でした。「いつもキツイことを言ってしまう主人に対して、優しい言葉を常にかけるように心がける」(女性30代)、「いつも怒ってばかりのママなので、今年はニコニコしながら育児したい」(女性30代)など、ついついご主人、お子さんにあたってしまうと日ごろの反省を込め、新年からは心を入れ替えたいという女性たちの声が多数寄せられました。世のお父さん方にとっては、大変うれしい奥様の抱負と言えそうです。 今回の調査では「漢字一文字」から、今年の日本、そして皆さんの今年の抱負や目標を見てきました。日経平均株価の上昇など景気回復の兆しが見え始め、皆さんから寄せられた回答の中にも、「昇」「明」「上」「活」といった右肩上がりをイメージされる漢字が多数寄せられました。日本経済が、着実に上向いていることがうかがえます。とはいえ、一方で現状の景気回復はひと時の幻想であり、今後ますます悪化するであろうと悲観的な見方をする方も少なくありませんでした。いわば今年は、良い意味でも、悪い意味でも「変化の年」になると言えるのかもしれません。 ■ 『2006年、日本はどうなる!今年の日本を漢字一文字で表すと?』ランキング
■ 『2006年の新たな目標や抱負』総合ランキング(ベストテン)
■ 『2006年の新たな目標や抱負』総合ランキング(男性ベストテン)
■ 『2006年の新たな目標や抱負』総合ランキング(女性ベストテン)
【調査概要】 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数)1617人 男性:872人、女性745人 調査方法:インターネット調査 調査期間:2006年1月4日〜1月10日 |
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