平成17年8月31日 アサヒビール株式会社
チルド飲料メーカー(株)エルビー・名古屋の株式取得について
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アサヒビール株式会社(本社東京、社長池田弘一)は、カネボウ株式会社(本社東京、代表執行役会長中嶋章義)の子会社の株式会社エルビー(本社愛知県、社長中野達雄)の発行済み株式の約97%を取得し、アサヒビールグループ傘下におさめます。 (株)エルビー・名古屋は、1950年設立のチルド飲料メーカーであり、全国の牛乳販売店を通じて、宅配専用の健康・美容飲料を製造販売しています。2005年3月期の売上高は、63億円で、主力商品である『宅配専用砂糖不使用 くろ酢』はビネガードリンク市場の10%強のシェアを占め、商品ブランドでは第2位となっています。 現在、アサヒビールグループのチルド飲料の売上規模は、アサヒ飲料(株)の40億円と(株)エルビー・埼玉の110億円を合計した約150億円の規模となっています。 (株)エルビー・名古屋は、消費者の健康・美容志向を捉えた健康素材の探索力や商品開発力、女性やシニア層に対するマーケティングノウハウを強みとしており、業界に先駆けて1999年には黒酢市場、2004年にはコラーゲン飲料市場に参入し、全国にある牛乳販売店の約5割となる4000店の間口を活用した宅配ネットワークで売上高を拡大してきています。 アサヒビールグループは、茶系デイリーチルド商品とコンビニエンスストアの販売ルートに強みを持つ(株)エルビー・埼玉と、健康・美容飲料の商品開発力と牛乳販売店を活用した宅配ネットワークを持つ(株)エルビー・名古屋の2社をチルド飲料事業のコア事業体と位置づけていきます。 アサヒ飲料(株)との商品開発や営業面、生産面でのシナジー効果を最大限発揮することで、将来的にはアサヒビールグループ全体でチルド飲料市場(約3800億円)の約10%のシェア以上を獲得し、国内清涼飲料市場の約1割弱を占めるチルド飲料市場で確固たる存在感を確立していくことを目指していきます。 アサヒビール(株)は、2004年から2006年までのグループ中期経営計画の中で、 グループの新たな成長構造を創造するために、既存事業の強化と戦略的な事業投資を行っていくことを目指しています。 アサヒビール(株)は、今後もグループ飲料事業全体で総合飲料事業化による成長構造の構築を図っていく上で、既存のブランド・カテゴリーの強み・弱みを明確化し、お客様との接点の拡大を目指した国内外有力ブランドの取得を見据えた投資をしていきます。 【株式会社エルビー概要】
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