平成17年6月2日 アサヒビール株式会社
アサヒビール(株) お客様生活文化研究所 『父の日』に関連した意識調査を実施 お父さん採点の平均点は70.7点、理想の父親像NO.1は所ジョージさん |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)のお客様生活文化研究所は、本年5月下旬に、全国の20歳以上の男女を対象として、『父の日』に関連した意識調査をインターネットで実施しました。調査の有効回答数は3738名となりました。 |
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■父親としたいこと男性1位は『旅行』、2位は『お酒』 普段忙しく働いているお父さんとなかなか時間が合わないというご家族も多いと思いますが、もし時間がとれるなら、たまの親子水入らずの時間を、一体どんな風に過ごしたいと考えているのでしょうか。「お父さんと一緒にしたいことランキング」を性別で見てみましょう。 男性のトップは『旅行・温泉に行きたい』(47.6%)でした。「ゆっくり旅行でもして、父親にのんびりしてほしい」(男性60代)など、いつも仕事で忙しいお父さんを気遣い、溜まった疲れを十分に癒せる旅行や温泉へ家族とともに出掛けたいという回答が多数寄せられました。2位は『お酒を飲みに行きたい』(36.8%)と、酒の席で人生の先輩として「父親」に悩みや相談に乗って欲しいという声が目立ちました。 ■女性は『美味しい食事』に出掛けたい 一方、女性トップは男性同様に『旅行・温泉に行きたい』(56.8%)でしたが、2位には男性の「お酒」に代わって『美味しいものを食べに行きたい』(52.9%)があげられました。「時間があれば食事やレジャーに連れて行って欲しい・・・」(女性50代)など、家族団らんの夕食の光景が珍しくなりつつある今日、せめてお父さんの休みぐらいは家族揃って外食したいという奥さんや娘さんからのリクエストが寄せられました。 当のお父さんも「普段は帰りが遅く一緒に居られないので、休みの時はなるべく買い物に付き合い一緒に食事したい」(男性50代)など家族サービスに徹する準備はできているようです。しかし現実は「家族のために一生懸命頑張ってくれているが、疲れているせいか最近の休みはよく寝ている。そこをなんとかしてくれれば最高だが・・・」(女性30代)など、家族の気持ちは重々分かっているものの、どうしても体が動かない休日のお父さんたちが少なくないのも確かなようです。 ■子供から尊敬される父親になりたい! 皆さんにとって、理想の父親像とは一体どんな人なのでしょうか。堂々の1位は 『家族から尊敬される』(57.1%)でした。「やはりお父さんが大黒柱。仕事は愛する家族のためにも一生懸命だし、休日は子供とのかかわりを大切にしてくれる。だからこそ、素直にありがとうと言える」(女性30代)、「理想は子供から尊敬される存在になりたい。怖いだけではなく、何でも相談をしてもらえて尊敬される存在」(男性40代)など、かつての「父親」には家長としての威厳と風格があったと言われますが、今を生きるお父さんたちの多くが仕事でも、家庭でも、何か今ひとつ自信を持てず存在感が薄れているようです。 ■家族想いで、家事も手伝う「マイホームパパ」に女性支持 また「男性が考える理想の父親像」と「女性が考える理想の父親像」は微妙に異なるようです。まず女性ランキングを見ると、1位『家族から尊敬される』(56.7%)に続き、2位『家族想いで優しい』(48.4%)、3位『イザという時に頼りになる』(45.1%)と、上位には家族、家庭を第一に考える「マイホームパパ」型の父親像に人気が集まりました。また、女性ならでは回答として見逃せないのが10位の『よく家事を手伝う』(女性=18.6%、男性=7.9%)。「ウチの父は家事全般母まかせ。何もつくらない。すべて用意されて当然。母がいない時に食事の支度をしても文句ばかり。自分でやりなさいと本当はいいたい」(女性30代)など、良妻賢母ならぬ昨今の良夫賢父は家事も必須条件となりつつあり、「男子厨房に入るべからず」という時代は、とうに昔の話となっているのかもしれません。 ■男性が求める父親像は「仕事」「威厳」 一方、男性2位は『包容力がある』(35.5%)、3位に『仕事をバリバリしている』(男性=34.8%)でした。「仕事が忙しくてなかなか子供の相手をしてやれない・・・」(男性30代)、「仕事が出来ることが結果として収入に繋がる」(男性60代)など、家族との時間がとれないことにジレンマと感じながらも、父親の役割として最も大切なことは「仕事」をして「家族」を養うことであると考えている男性が案外多いようです。またランク外ではありますが「でんと構えていてイザという時に頼りになる、厳しくて恐い父親が理想」(男性30代)など、男性13位に『厳しい・恐い存在』(男性=15.3%、女性=7.9%)が挙げられました。 ■トップは「所ジョ−ジさん」、女性支持が後押し! 「理想の父親」を著名人で例えるとどなたになるのでしょうか?第1位は好感度タレントの所ジョージさん(156票)、2位は中村雅俊さん(130票)と、両人ともに「家族想い」「子煩悩」として芸能界でも知られ、女性が求める理想像に近いタイプと言えそうです。一方、3位の星野仙一さん(98票)、4位の加山雄三さん(94票)は「仕事が出来る」「威厳」といったイメージが強く、男性が求める父親像そのものと言えるかも知れません。以下5位=高橋英樹さん(70票)、6位=高倉健さん(59票)、7位=緒形拳さん(50票)と続きました。 ■お父さんの平均点は70.7点 最後に、皆さんの「父親の理想像」を踏まえ、実際のお父さんと照らし合わせて点数(お父さん自身は自己採点)を付けて頂きました。点数の合計を回答人数で割った平均点は『70.7点』、『50点』以上と採点した方はほぼ9割に達しました。最も回答が集中したのが『80〜89点』で全体の22.8%にも達し、「旦那様は子供と一緒によく遊んでくれるし、私の事も気遣ってくれる優しいお父さん。ただ一つ問題なのがだらしない事。脱いだ服や使ったタオルやゴミ等、そこら辺にポイ!そこが減点」(80点:女性20代)、「子煩悩でお人好しな愛すべき父ですが、頑固で時々短気になるのでマイナス15点」(85点:女性30代)など、あともう一歩頑張ってもらえれば満点という家族からの声が数多く寄せられ、優等生なお父さんが案外多いことが分かりました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
【調査概要】 調査対象:全国の20歳以上の男女 (有効回答数) 3738人 調査方法:インターネット調査 調査期間:2005年5月25日〜5月31日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
■あなたのお父さんは何点? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
■理想の父親像 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2005年ニュースリリース一覧 |