平成15年4月4日

アサヒ・アート・コラボレーション第４弾 『わたしのお宝交換プロジェクト』展を開催 あなたの「お宝」がアート作品に！「交換」することで新たな出会いを提供

アサヒビール株式会社

財団法人アサヒビール芸術文化財団（所在地　東京、理事長　福地茂雄）は、平成１４年６月１４日（土）より７月１３日（金）まで、墨田区役所内のすみだリバーサイドホール・ギャラリーにおいて、『わたしのお宝交換プロジェクト』展を開催します。本展は、同時期に開催される「アサヒ・アート・フェスティバル２００３」の企画の一環で、２０００年より毎年行っている美術展シリーズ「アサヒ・アート・コラボレーション」の第４回目となります。 　今回の『わたしのお宝交換プロジェクト』展では、一般の方々から募集した「お宝」にアーティストが手を加え、アート作品に変身させ、それをさらに他の人と交換して、「お宝」を介した新たな出会いを作り出そうとするプロジェクトです。 ここでいう「お宝」とは、決して高価なものではなく、他人にとって無意味でも自分にとってはかけがいのない思い出深いもののことです。「お宝」一つ一つに込められた思いや記憶について、「お宝」提供者の方々からアーティストが直接話を聞き、そこからイマジネーションをふくらませてアート作品に仕上げます。 展覧会の最後には、抽選による「お宝交換会」を実施します。「お宝」提供者に、交換会にご参加いただき、他の提供者の「お宝」から生まれた作品と交換します。「お宝交換会」により、新たな人との出会いを提供でき、また、「お宝」に込められた思い出や数値化できない価値を共有できるものと考えています。 　 　今回の企画に参加するのは、澤登恭子、タニシＫ、ピーター・ベラーズ、藤原靖子、ミヤタケイコ、山口晃の６人の気鋭のアーティストです。６人それぞれの感性で、「お宝」をアート作品へと変えていきます。 　すでに「お宝」の募集は始まっており、現在７０点を超える「お宝」が寄せられています。三代にわたって受け継がれたきた重箱や、火事の羅災証明書など、バラエティーに富む「お宝」が集まっています。（「お宝」は４月２０日まで募集しています。） 　「アサヒ・アート・コラボレーション」は、アサヒビールグループのメセナ活動の一環として、気鋭の若手芸術家によるアートと一般の人々のコラボレーションをテーマとした美術展です。２０００年の『たくみなたくらみ：福田美蘭と墨田の伝統工芸職人による』展、２００１年の『メイド・イン・すみだ〜鳥光桃代と町工場〜』展、２００２年の『リクリット・ティラバーニャ〜すみだ川モード〜』展とも、新しいアートの場として大変ご好評いただきました。（財）アサヒビール芸術文化財団では、このような斬新な美術展を今後も開催するなど、新しい文化の創造活動を支援していきます。

【美術展概要】 　 展覧会名： 『私のお宝交換プロジェクト』展 会 期： 平成１４年６月１４日（土）〜７月１３日（日）　午前１０時〜午後７時会期中無休 会 場：　 すみだリバーサイドホール・ギャラリー 〒130-8640　東京都墨田区吾妻橋1-23-20　墨田区役所1階 Tel.０３-５６０８-６４３０ 地下鉄銀座線・東武伊勢崎線「浅草」駅下車　徒歩5分 都営地下鉄浅草線「本所吾妻橋」駅下車　徒歩5分 入 場 料： 無料 主 催： 財団法人アサヒビール芸術文化財団 共 催： 墨田区 協 力： 社団法人企業メセナ協議会、現代美術製作所 作家略歴： 澤登恭子… 2000年、東京藝術大学大学院美術研究科修了。回転するＬＰレコードに滴る蜂蜜をなめる、百合の花を食べるなどのパフォーマンス、ビデオ作品を発表。 タニシK… フライトアテンダントのコスチュームを身にまとい、なぜが電車の中でワゴンサービスをするというゲリラパフォーマンスを各地で展開。 ピーター・ベラーズ… ロンドン生まれ。日本に長年滞在し、日本社会にあふれる奇妙なイメージを独特のユーモアとアイロニカルな視点から作品化。 藤原靖子… 2002年、多摩美術大学大学院美術研究科修了。既成の商品やパッケージなどをパロディ化し、ジョークやギャグを織り交ぜた作品を制作。 ミヤタケイコ… ぬいぐるみデザイナーを経て94年から活動を始める。動物をサンプリングしたカワコワイ（可愛くて怖い）ぬいぐるみや写真等の作品を制作。 山口 晃… 1996年、東京藝術大学大学院修了。伝統的な大和絵の手法を用いながら、古今東西の事象や風俗を、時空をワープさせたヴァーチャルな風景として再現。

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