ウイスキーは、その製法や蒸溜所の気候風土、貯蔵樽の種類等のさまざまな条件によって、一樽ごとにそれぞれ個性の違いが生まれます。“シングルカスクウイスキー”とは、樽出し後に度数調整や他の樽との混和を一切行わずにボトリングしたウイスキーで、モルトウイスキーそのものの味わいや蒸溜所ごと、樽ごとに異なる個性を楽しむウイスキーファンの間で注目を集めています。
　「シングルカスク仙台宮城峡１９９０」は、シングルカスクウイスキーならではの重厚な味わいと、宮城峡蒸溜所が産出するモルトウイスキーの特徴である華やかでフルーティな香りがそのまま商品特徴となっています。

　「アサヒショップ」ではこれまで、ニッカウヰスキー(株) 北海道工場（余市蒸溜所）のモルトウイスキー“シングルカスク余市”を扱ってきました。伝統的な製法によって生まれる余市モルトの味わいや多様性、希少性といったシングルカスクウイスキーの商品特性が人気を呼び、また英国のウイスキー専門誌のコンテストで高い評価を得るなどの話題性も後押しし、本年１０月にはラインアップの中心であった「シングルカスク余市１０年」が完売するほどの好評をいただいています。
　今後アサヒビール（株）では、ニッカウヰスキー(株)第２の蒸溜所･宮城峡蒸溜所の、余市モルトとは違った味わいを訴求していくとともに、シングルカスクウイスキーシリーズのラインアップの拡充をはかり、ウイスキーファンのご期待に応えていきます。

※　シングルカスクウイスキーとは　
ウイスキーは原料や蒸溜方法の違いから、モルトウイスキー、グレーンウイスキー、それらをブレンドしたブレンデッドウイスキーの３種類に大別されます。
また、モルトウイスキーのうち、とくに“単一の蒸溜所”で蒸溜･貯蔵されたモルトウイスキーをシングルモルトウイスキーとよび、各々の蒸溜所に由来する特徴を楽しむことのできるウイスキーとして、ファンを魅了しています。
さらに、“単一の樽（＝カスク）”からボトリングされたモルトウイスキーを「シングルカスクウイスキー」といいます。ひと樽ごとに個性をもつといわれるモルトウイスキーを、他の樽のものと混和せずに、またアルコール度数も樽出しそのままにびん詰めしたもので、樽由来の特徴や熟成具合そのものが、そのまま商品特徴となっています。