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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)は、アサヒビールグループの工場、研究所等に勤務する社員が着用する夏用・冬用ユニフォームに"PETボトル再生素材"を使用したものを5月より導入し、順次切り替えを実施します。 アサヒビールグループでは、アサヒビール(株)が1999年よりアサヒビール全9工場の見学ご案内係、2000年より本部ビルの受付・応接係のユニフォームに"PETボトル再生素材"を採用してきました。また、アサヒ飲料(株)では、直販営業担当者を対象として、1997年5月に帽子、1998年10月に防寒ジャンパー、1999年11月にネクタイ、2001年6月に夏服ユニフォームを "PETボトル再生素材"に切り替えています。 今回導入する"PETボトル再生素材"使用ユニフォームは、アサヒビールグループの製造・物流系会社において、生産・研究・物流部門に勤務する従業員が着用している夏・冬用の上着、ズボンです。対象者はグループ合計で11社(※)約4500名分(1人につき上着は夏冬各2着、ズボンは3着を配布)で、5月以降の新規発注分より順次切り替え、2005年には全数切り替えとなる見込みです。 生地はポリエステル90%、綿10%の混合素材で、その内のポリエステルの部分で"PETボトル再生素材"を使用しており、全素材の約60%が"PETボトル再生素材"となっています。夏・冬用上着は(財)日本環境協会より、エコマーク商品として認定を受けており、ズボンについても現在認定を申請しています。 ユニフォーム1枚あたりの "再生PETボトル樹脂"の使用量は、PET2Lボトルに換算すると、冬用上着で約7本分、夏用上着で約4本分、ズボンで約6本分になります。 今回ユニフォームに採用した"PETボトル再生素材"は、旭化成商事サービス(株)(本社 大阪、社長 大和正志)の「再生PET使用T/C交織ツイル」で、従来品と同等の優れた機能性・安全性・肌触りが確認されています。また、ユニフォームの制作は中野繊維工業(株)(本社 東京、社長 中野晴順)及び(株)京王百貨店(本社 東京、社長 村山愼一)へ依頼しました。 また、着古して不要となったユニフォームは廃棄処分とせず、"サーマル・リサイクル"によって、熱エネルギーとしてリサイクルされる仕組みとなっています。 アサヒビールグループでは、2000年よりグループ環境委員会を設置し、グループ環境ガイドラインを作成するなど、グループ全体での環境経営を推進しています。 今回のグループ各社工場等での"PETボトル再生素材"使用ユニフォームの導入につきましても、アサヒビールグループの主要会社であるアサヒ飲料(株)がペットボトル商品 を扱っていることを踏まえ、使用済みペットボトルのリサイクルをグループ全体として推進するために取り組むものです。また、ビール社単独では既に実施済みである、オフィスにおける文具類、機器類購入時に、環境負荷の少ないものの購入を推進する "グリーン購入ガイドライン"の制定、ポスターなど紙製販促物の"再生紙使用品"への切り替えについても、グループ全体へ広げていく予定です。 アサヒビールグループは、今後も環境保全型社会の形成に貢献できるような活動を推進していきます。 (※)グループ11社:アサヒビール(株)、アサヒ飲料(株)、アサヒビール薬品(株)、アサヒビール食品(株)、(株)アサヒカーゴサービス東京、(株)アサヒカーゴサービス名古屋、(株)アサヒカーゴサービス大阪、(株)アサヒカーゴサービス九州、アサヒビールモルト(株)、(株)アサヒビールワイナリー、アサヒビール光学(株)