平成13年1月11日 |
アサヒビール(株)全9工場で、手話案内による工場見学会「手話ご案内会」を実施 〜本年は見学後に“手話ミニレッスン会”を実施、参加者全員でコミュニケーションを図る〜 〜見学ご案内係全員が、手話挨拶を習得〜 |
アサヒビール株式会社 |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、聴覚障害者の方を対象に、工場見学ご案内係が手話でビール製造工程をご案内する工場見学「手話ご案内会」を、2月1日(木)から北海道・福島・茨城・東京・名古屋・吹田・西宮・四国・博多の9工場で実施します。 ※実施期間は工場により異なります。 アサヒビール(株)では現在全国9工場で、見学通路への車椅子対応設備(車椅子対応エスカレーターやリフトの設置、段差をなくす、スロープの設置など)や身障者用トイレを完備し、身体の不自由な方々でも無理なく工場見学を楽しんでいただける体制を整えています。 さらに、聴覚障害者の方々に工場見学の機会をもっていただけるよう、見学ご案内係が基本的な手話の技術を習得し、平成9年から一部の工場で手話による見学案内の受け入れを始め、順次実施工場を広げてきました。平成11年からは全工場で随時手話案内を行っています。 「手話ご案内会」は年1回実施しており、本年で3年目となります。期間中は、通常行っている手話による工場見学、ビール・飲料水の試飲に加え、お客様に参加していただくゲームやクイズ、手話のミニレッスン会などを実施し、工場見学を楽しんでいただきながら、付き添いの方も含めて参加者全員でコミュニケーションを深めることを目的としています。 見学ご案内係は、社内研修や地域の手話サークル団体などに参加して、手話技術の向上に取り組んでいます。現在全国のご案内係130名のうち29名が手話見学対応が可能です。さらに“おはようございます”“こんにちは”などの手話挨拶はご案内係全員が習得し、ご来場された聴覚障害者の方々に全員が手話でご挨拶をすることとしています。 手話による案内が可能な見学施設が少ないため、手話での見学ご案内は大変ご好評をいただいています。平成12年度は全国の工場に125件、1361名(付き添いの健常者の方を含む)の方々が来場されました。聴覚障害者の方の「大変楽しかった。是非また参加したい」というご要望が多く、今後も引き続き実施していくこととしています。 |
「手話ご案内会」 各工場別概要 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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