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平成12年7月5日
飲食店における樽生ビールの品質管理
及び樽生ビール販売器具のメンテナンス活動の分野において
品質保証の国際規格『ISO9002』の認証をビール業界で初めて取得
〜お客様の飲用時点における品質“飲むとき品質”の向上を実践〜
アサヒビール株式会社
 

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は飲食店における樽生ビールの品質管理及び樽生ビール販売器具のメンテナンス活動の分野において、ビール業界としては初めて、品質保証の国際規格『ISO9002』の認証を6月30日(金)に取得しました。

 今回『ISO9002』の認証を取得した事業所は、アサヒビール(株)本店営業部をはじめ、飲食店での樽生ビール販売器具のメンテナンスや樽生ビールの品質検査、品質管理のコンサルタント等を行うグループ会社である東日本アサヒ生ビールサービス株式会社と西日本アサヒ生ビールサービス株式会社、特約店・販売店・飲食店に対して樽生ビールの知識と技術を習得していただくセミナーを開催するアサヒ樽生クオリティセミナー、の全87拠点が対象となります。

 アサヒビールグループでは、平成10年1月に制定した「最高の品質でお客様のご満足を追求する」というグループ経営理念のもとに、グループ各社において、徹底した品質保証体制の強化を図っています。今回新たに認証取得した『ISO9002』は、このグループ経営理念に基づき、既に『ISO9002』の認証を取得しているアサヒビール(株)の全工場において厳格な品質保証システムのもとに製造・出荷された樽生ビールの品質が、飲食店においても高レベルの品質保証システムによって管理され、お客様の飲用時点における “飲むとき品質”の向上を目指した活動の一環として取り組んできたものです。
 東日本アサヒ生ビールサービス(株)と西日本アサヒ生ビールサービス(株)では既に一昨年より、飲食店が集中している首都圏、京阪神、札幌、仙台、名古屋、広島、福岡エリアにてお盆と年末年始以外の「休日メンテナンス対応」を実施し、昨年からはアサヒビール(株)の全国の支社、支店内に担当者を配置し、全国67拠点にて地域に密着した活動を展開しています。本年に入ってからも担当者を昨年の463名から約500名に増員するとともに昨年から導入した、環境や人に優しいイオン水での樽生ビール販売器具の洗浄を可能にするイオン水生成装置「電解機能水生成装置(アクアクリーン)」を昨年の250台から担当者ひとりに1台体制の500台を導入しました。さらにアサヒ樽生クオリティセミナーにおいては北海道・東北・東京・中部・西宮・四国・九州の計7拠点を中心に積極的な出張セミナーを含めて、現在まで累計約3万人の受講者に技術支援をする等、様々な場面で樽生ビールの品質向上活動を続けています。
 今回はこうした活動のより一層の向上を目指して、アサヒビール(株)本店営業部、東日本アサヒ生ビールサービス(株)、西日本アサヒ生ビールサービス(株)及びアサヒ樽生クオリティセミナーにおける樽生ビールの品質管理活動のシステムと業務手順を厳格な品質マニュアル及び手順書の作成によって統一しました。
 この品質マニュアル及び手順書に基づき、全国約22万店のアサヒビール(株)の樽生ビール取り扱い飲食店に対して、樽生ビール販売器具のメンテナンス、独自の品質管理基準に基づいた樽生ビールの品質検査を行うことによって、全店の品質管理状況を把握し、それに応じて洗浄指導などの品質管理のコンサルタントと改善を実施するとともに改善後の効果確認を全店回訪して行います。
 こうした徹底した品質管理システムを構築・実践することにより、この度、ビール業界で初めて『ISO9002』の認証取得にいたったものです。

 アサヒビール(株)では、ビールを飲む瞬間の品質“飲むとき品質”の向上のために、鮮度管理を始めとしたあらゆる活動に取り組んでいます。その結果、本年1月から5月までの出荷箱数は7149万1千箱と過去最高となり、本年の累計シェアとしても過去最高の 45.2%を記録し、順調な売上拡大につながっています。
 そうした中でも特に、スーパードライを中心とする樽生ビールの出荷数量が大幅に増加しており、昨年、年間で樽生ビールの取り扱い店数は前年比2桁増となり、それに伴って出荷数量も前年比9%増と業界平均を大きく上回りました。本年に入ってからも、1月から5月までの樽生ビール取り扱い店数は昨年以上のペースで増加し、出荷数量は12%増と加速的に売り上げは伸びています。こうした当社の樽生需要増に対応して、本年5月中旬には樽生製造ラインを福島工場では従来の2割増設し、博多工場については2倍に増設しました。
 こうした樽生ビールの伸長の背景には、お客様の樽生ビールに対する関心の高まりがあり、最盛期に向けて飲食店における樽生ビールの位置づけはますます重要となっています。

 アサヒビール(株)では、お客様にさらにおいしく新鮮な樽生ビールを飲んでいただくために、東日本アサヒ生ビールサービス(株)と西日本アサヒ生ビールサービス(株)、アサヒ樽生クオリティセミナーとの連携をより一層強化した活動に取り組み、ビールの鮮度管理、樽生ビールの品質管理活動を始めとした、お客様がビールを飲む瞬間の品質“飲むとき品質”の更なる向上を目指した活動を展開していきます。


【東日本アサヒ生ビールサービス株式会社 会社概要】
【西日本アサヒ生ビールサービス株式会社 会社概要】
社名 東日本アサヒ生ビールサービス株式会社  西日本アサヒ生ビールサービス株式会社
社長 和田 孝男 小林 日出夫
本社 東京都大田区平和島6-6-1 大阪府吹田市西の庄町1-45
創立 昭和63年3月 昭和63年3月
資本金 20,000,000円 30,000,000円
年商 21.7億円 17.4億円
従業員数 360名 302名
事業所 42拠点 37拠点



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