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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、3月30日(木)付けで組織改訂及び人事異動を行いましたのでお知らせします。 当社では、本年より2004年までの中期経営計画「アサヒ・イノベーション・プログラム」を策定し、各種の経営革新の取り組みを進めています。今回の組織改訂と人事異動はその一環となるもので、規制緩和や国際会計基準の導入など激変する経営環境にスピーディーに対応するとともに、連結経営時代に対応するグループ経営の強化、社会との信頼関係を強化するための企業の社会性・透明性の向上を目指した、新経営体制がスタートすることになります。
I.組織改訂 今回の組織改訂では「経営の意思決定及び行動の迅速化」と「経営管理と業務執行の完全分離」を行い、より株主重視の経営を進めることを目指しています。 1.取締役会 取締役会のミッションを「グループ全体の成長と企業価値向上にむけた経営意思決定」及び「業務執行の監督・管理」とし、経営と執行の完全分離を図ります。 従来は40名であった取締役を10名とするとともに、社外取締役を1名から3名に増員しました。また、取締役会の開催頻度を、従来の原則2カ月に1回から、1カ月に1回に増やします。 各取締役は、重要な経営課題をそれぞれ担当する方式をとり、グループ経営における意思決定と行動力をスピードアップさせるとともに、グループ各社に対する経営監督・管理を強化して、より迅速で戦略性の高いグループ経営を実現していきます。 なお、取締役会議長には最高経営責任者(CEO)として、会長の瀬戸雄三が就任します。 2.経営会議 経営会議のミッションを「アサヒビール社の業務執行の最高意思決定と業務執行」とし、アサヒビール社の経営目標の着実な達成を目指していきます。 構成は、グループ経営戦略・総合品質・国際事業・全社マネジメント・営業・物流システム・生産・研究開発の各本部長(一部、副本部長含む)とし、構成メンバーの大幅な若返り(II.人事異動 参照)を断行し、経営計画のPLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONを総合的かつ迅速に行うことによって経営目標の着実な達成を図っていきます。 開催頻度は、これまでの隔週開催から毎週1回開催に増やします。 なお、経営会議の議長には、最高執行責任者(COO)として社長の福地茂雄が就任します。 3.グループ経営戦略本部の新設 取締役会のスタッフ機能として、本社内にグループ経営戦略本部を新設します。グループ経営戦略本部は、経営戦略部、事業計画推進部、人事戦略部、財務部、リーガルマネジメント部、広報部の部門から成り、それぞれがグループ経営の視点に立った業務の展開を図っていくことになります。これにより、より総合的で戦略的なグループ経営を実行していきます。 グループ経営戦略本部の新設により、本社組織は「グループ経営戦略本部」「総合品質本部」「国際事業本部」「全社マネジメント本部」「営業本部」「物流システム本部」「生産本部」「研究開発本部」の8本部体制となります。 事業計画推進部の新設 新規事業開発及びグループ事業の再構築を推進する部門として、グループ経営戦略本部内に「事業計画推進部」を新設します。 4.北陸地区本部の新設 酒類販売免許の規制緩和や流通チャネルの広域化など、国内酒類市場の変化に迅速な対応と地域に密着した営業体制の充実を目指した地区本部体制をいっそう強化するため、北陸3県を管轄する「北陸地区本部」を新設します。 北陸地区本部は、石川県金沢市に置き、金沢、富山、福井各支店を統括し、北陸市場の流通広域化に対応するとともに、ブロックにおけるマーケティング機能を強化します。 これにより、国内営業体制は、全国2圏本部7地区本部12支社61支店体制となります。 II.組織改訂 今回の人事異動は「経営の意思決定と行動のスピードアップ」と「経営目標の着実な達成」を実現していくためのものであり、CEOに会長の瀬戸雄三、COOに社長の福地茂雄が就任します。 取締役会メンバーには経営経験の豊富な人材を充て、経営会議メンバーには実務経験が豊富である若手の執行役員を充てています。この結果、経営会議メンバーの平均年齢は従来に較べ約4歳若返ることになります。また、主要ポストには、幅広い実務経験や事業場経営の経験者である執行役員を充て、全社的な経営力、業務執行力の強化を図ります。