平成12年1月13日 |
アサヒビール全9工場で、「手話案内による工場見学会」を実施 〜ビール製造工程を手話でご案内〜 |
アサヒビール株式会社 | ||||||||||
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、聴覚障害者の方を対象に、工場見学ご案内係が手話でビール製造工程をご案内する「手話案内による工場見学会」を、2月14日(月)から2月29日(火)まで(*1)、北海道・福島・茨城・東京・名古屋・吹田・西宮・四国・博多の全9工場で実施します。 (*1)工場により期間中の休日は異なります。 アサヒビール(株)では、工場の見学通路やエスカレーター等に身障者用設備の設置を進め、障害をもつ方でも無理なく工場見学を楽しんでいただける取り組みを進めています。さらに、各工場で2〜5名の工場見学ご案内係が基本的な手話の技術を習得し、手話でのご案内を通じて聴覚障害者の方々に工場見学の機会をもっていただけることにしています。 手話案内は随時行っていますが、「手話案内による工場見学会」の期間中は、通常の手話による工場見学や、ビール飲料水の試飲の他に、お客様に参加していただくゲームも実施します。昨年2月に同企画を実施したところ、多数のご参加があり、また参加していただいたお客様から「大変楽しかった。また是非参加したい」というご要望が多かったため、引き続き実施するものです。 見学ご案内係りは、社内研修や地域の手話サークル団体などに参加して、手話技術の向上に取り組み、現在、全国で22名が基本的な手話案内を取得しています。また見学に来場された聴覚障害者の方のご意見を反映させ、より質の高いご案内ができるよう取り組んでいます。 手話での案内が整った施設は非常にまれであること、さらに案内係の手話による説明がわかりやすいものであることから、各工場の手話での見学ご案内は大変ご好評をいただいており、平成11年度は全国の工場に約70件、1650名(付き添いの健常者の方を含む)の方々が来場されました。
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「手話案内による工場見学会」 各工場別概要
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