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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、世界トップクラスの製造技術と生産性を誇るビール工場を目指した『神奈川工場』の起工式を12月14日(火)に実施し、平成14年の5月の竣工を目指します。 アサヒビール(株)では、大市場である首都圏の重要な生産拠点として、良質の水を産し水量も豊富で、かつ交通アクセスの便が良い神奈川県南足柄市に新工場を建設する方針で準備を進めてきました。 『神奈川工場』は、“世界トップクラスの製造技術と生産性を誇るビール工場”を基本コンセプトとし、世界最高水準の品質管理技術と世界最新鋭の生産設備を導入します。また、『神奈川工場』の一人当たりの生産性は年間15万KL生産時点で、2000KLを目指し、将来の増能力時には、一人当たり年間3500KLの生産量となり、世界トップクラスの生産性の実現する計画です。 さらに、操業当初より受注生産方式を採用した「鮮度管理生産システム」を導入し、お客様により新鮮なビールをお届けするためのトータルフレッシュマネジメント活動を推進するフレキシブルな生産体制を構築します。 また『神奈川工場』は、地球環境保全に積極的に取り組み、同時に省資源、省エネルギーを強力に推進することとし、“環境保全に対し革新的に取り組む21世紀のビール工場”を目指します。 具体的な取り組みとしては、「工場の廃棄物再資源化100%」および「完全ノンフロン化」を実現し、さらに地球温暖化防止のため炭酸ガスの排出量や排出原単位の大幅な削減を図る計画です。また、用水、燃料、電力のビール製造原単位の低減化を図り、国内トップクラスの生産効率を有するビール工場を目指します。 また、地域の皆様に親しんでいただける工場を目指して、ビール園や小公園も併設する予定です。 設計につきましては、株式会社日建設計と安藤忠雄建築研究所によるものです。安藤忠雄建築研究所は、京都府にあるアサヒビール大山崎山荘美術館に併設する新館の設計にも携わっていただいています。 また、施工につきましては、住友建設株式会社他40数社の共同企業体による施工になります。 アサヒビール(株)は、今回の『神奈川工場』の新設を中心に、アサヒビール全体で世界トップクラスの高効率の生産性実現への取り組みを強化すると同時に、お客様にさらに、新鮮でおいしいビールをお楽しみ頂くためにトータルフレッシュマネジメント活動を積極的に推進していきます。