平成11年12月7日 |
21世紀に向けた新しいビールカテゴリー、新しいビール価値の提案
『アサヒスーパーモルト』新発売のお知らせ アサヒスーパードライと同じ318号酵母が実現したニュータイプ麦芽100%生ビール |
アサヒビール株式会社 | ||
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、ビール総需要の拡大を目指し、21世紀に向けた新しいビールの価値を提案するニュータイプの麦芽100%生ビール『アサヒ スーパーモルト』7品種(缶300ml、缶350ml、缶500ml、スタイニーびん334ml、缶300ml6本マルチパック×4、缶350ml6本マルチパック×4、缶500ml6本マルチパック×4)を、2000年1月14日(金)以降、順次全国で新発売します。第1次発売地区として首都圏・関信越・福島・静岡の1都11県で1月14日(金)に新発売し、1月27日(木)に第2次地区として第1次地区以外の1道2府32県で新発売します。 『アサヒスーパーモルト』は、「麦芽100%ビール」の「素材感」「自然感」から想起される「気分的な健康イメージ」と、「ライトビール」の「低アルコール」「低カロリー」から想起される「機能的な健康イメージ」を同時に満たす、新しいビール価値の創造を基本コンセプトにおき、さらに、ビール通のお客様が納得できる「ビールのおいしさ」「ビールらしい味」を実現した、ニュータイプの麦芽100%生ビールです。 近年、ライフスタイルの拡がりや社会構造の変化などにより、お客様の価値観がますます多様化しています。とりわけ「健康」に関心を持つお客様が年々増えており、総務庁家計調査の健康関連支出金額指数は、1978年を100とすると1998年は216となっています。また、本年、当社のお客様相談室に寄せられた「健康」に関するご要望・ご質問は、昨年に比べて約3倍近くまで急増しています。 アサヒビール(株)は、こうしたお客様の「健康志向」の高まりを、従来から低アルコール飲料として幅広くご愛飲いただいているビールにとって、その価値を拡大できる大きなチャンスであると捉えています。 このビール総市場を拡大できるチャンスにおいて、アサヒビール(株)は、ビール通のお客様が納得して選んでいただけるような、マーケットの中心領域での新しいカテゴリーの創造が必要と考え、従来の枠組みにとらわれない新しいビールの価値を追求しました。 これまでもビール市場では、「低アルコール」「低カロリー」から想起される「機能的な健康イメージ」をもった「ライトビール」カテゴリーの商品が発売されてきました。こうした「ライトビール」カテゴリーに加えて、当社が実施したビール消費意識調査によると、「麦芽100%ビール」カテゴリーに対して、「高級感」や「こだわり感」という一般的なイメージの他に、「自然感」「素材感」から想起される健康的なイメージをもつお客様が多く存在することがわかりました。 アサヒビール(株)は、この「麦芽100%ビール」のもつ健康的なイメージを、「気分的な健康イメージ」と位置づけ、「ライトビール」がもつ「機能的な健康イメージ」と合わせて実現することで、お客様にとってのビールの新しい価値を提案できると考えました。 また、「麦芽100%ビール」と「ライトビール」の2つのカテゴリーは、現在は小規模な市場ですが、当社の調査によると、2つのカテゴリーに対して「魅力を感じる」と答えたお客様は、「麦芽100%ビール」で79%、「ライトビール」で59%と、実際の市場に比べると大きな潜在需要が存在しています。しかし一方で、「麦芽100%ビール」に対しては「重さ」や「飲みにくさ」を、「ライトビール」に対しては「水っぽさ」や「物足りなさ」を感じるという、各々のカテゴリーの味感に対する不満の声も存在しています。 アサヒビール(株)は、「気分的な健康イメージ」と「機能的な健康イメージ」を同時に実現するとともに、2つのカテゴリーの味感に対するお客様のご不満を解消するために、ビール通のお客様が納得して選んでいただけるような「ビールのおいしさ」 「ビールらしい味」を実現して、現在のお客様の嗜好を流れを捉えたニュータイプの麦芽100%生ビール『アサヒスーパーモルト』をご提案します。 「ビールとしてのおいしさ」を追求するために、『アサヒスーパーモルト』は、厳選された麦芽を100%使用し、発酵力の強さを特徴とする基幹商品の「アサヒスーパードライ」で使用している318号酵母を採用しています。この318号酵母を使用することによって、お客様が不満に感じていた「麦芽100%ビール」の「重さ」「飲みにくさ」、 「ライトビール」の「水っぽさ」「物足りなさ」を解消し、クリアで軽やかな飲み口を実現しています。また、アルコール分を約3.5%と従来よりも低く設定すると同時に、カロリーを約30%(当社比)削減しています。 商品名は、「麦芽100%ビール」と「ライトビール」の味に対する潜在的ニーズを、「アサヒスーパードライ」と同じ318号酵母使用することで実現した全く新しいタイプの麦芽100%生ビールの意味を込めて『アサヒ スーパーモルト』としました。 パッケージは、『アサヒスーパーモルト』の商品特性をストレートに表現するために、淡いクリーム色をベースの色とし、デザインフレームは明るいブルーを採用しています。また、商品名をわかりやすく訴求するためにパッケージ中央に“ SUPER MALT”と黒字で堂々と配しています。 容器ラインアップは、多様な飲用シーンに対応して、缶3品種(缶300ml、缶350ml、缶500ml)にスタイニーびん334mlを加えた計4品種になっています。 缶300ml容器は、容量的にも、価格的にも気軽に手に取れるアイテムとして新発売します。形状は缶350mlと同じ胴径の66mmで、缶体の高さが缶350mlよりも15mm低い108mmとなっています。300mlという容量はビール好きのお客様にとって「ちょっと飲みたい」シーンで気軽に飲むのに丁度良いサイズです。また、20代、30代を中心に拡がるビールの飲用シーンの多様化にお応えできるものと期待しています。 アサヒビール(株)は、21世紀に向けてビールのある暮らしをもっと豊かにしていくこと、そして、その暮らしをもっと多くの人たちに楽しんでいただくことを目指し、多様化するお客様のニーズや飲用スタイルにお応えする様々な価値を積極的に提案し続けます。 |
【『アサヒスーパーモルト』商品概要】
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