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平成11年6月28日
アサヒビール 大消費地の関西エリア向け出荷能力を大幅に増強
吹田工場内の大型物流センターに
業界最大規模の『自動倉庫システム』を新設し本格稼働を開始
アサヒビール株式会社
 

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、アサヒビール吹田工場(所在地 大阪府吹田市、工場長 塩原正義)内の大型物流センターに、ビール業界最大規模の『自動倉庫システム』を新設し6月末より本格的な稼働を開始します。
 稼働開始により、国内のビール大消費地である関西エリア及び関西以西向けの物流・出荷能力をより一層強化し、トータル・フレッシュマネジメント活動を強力に推進します。

 今回、新設した『自動倉庫システム』は、出荷能力が1時間当たり2,000パレット、収容能力も26,880パレットとビール業界でも最大級の規模の物流システムです。住友重機械工業株式会社(本社 東京、社長 日納義郎)の大規模システム構築のノウハウに基づき設計され、アサヒビール(株)との共同開発により吹田工場に設置されました。
 システムの機能面での特徴は、迅速かつ安定的な連続出荷作業を可能にした点てす。システム全体を複数のブロックに分割し、特定のブロックに何らかのトラブルがあった場合でも全体の工程に一切影響を与えず、継続的に稼働する構造となっています。また、出荷時のリードタイムを削減するため、毎分30メートルで駆動する「高速コンベヤー」を採用し、毎時60台の大型配送車輌を稼働させる大量出荷体制を実現します。

 アサヒビール(株)は、今回の『自動倉庫システム』の新設により、吹田工場の出荷能力を20%、工場内の製品収容能力を25%、従来より向上させます。そして、同工場の物流能力の強化により、関西エリアにおける『工場直送比率』を98年の60%から、本年70%に向上させることを目指します。

 アサヒビール(株)は、『自動倉庫システム』を導入し物流能力を強化することにより、関西エリアへの“直送”比率の向上に活用します。同時に、従来配送センター経由で出荷していた中国地方の一部への配送を、工場“直送”に切り替え“直送”エリアの拡大を図ります。

 吹田工場の『自動倉庫システム』の総投資額は約100億円です。平成10年5月に着工し、完成まで13カ月を費やしました。同様に自動倉庫システムは、既に茨城工場(所在地 茨城県北相馬郡守谷町)に設置し稼働しており、吹田工場は2カ所目となります。

 アサヒビール(株)は、今後も各工場ごとの物流機能の充実を図り、全社一丸となり取り組んでいるトータルフレッシュマネジメント活動を一層推進していくとともに、全社的な物流コストの削減を目指していきます。



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