平成11年6月22日 |
四国の皆様に愛される『人と環境に優しい21世紀型最新鋭工場』として
「アサヒビール(株)四国工場」竣工から1周年 工場稼働から1年。四国4県のアサヒビール売上は前年比112%へ。 1年間の工場見学のお客様は当初見込みの2倍超の11万8千人に。 |
アサヒビール株式会社 |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)の第9番目のビール工場として昨年6月に竣工、本格稼働を開始した「アサヒビール(株)四国工場」が、この6月24日(木)で竣工より1周年を迎えます。 「アサヒビール(株)四国工場」は、アサヒビール(株)の売上の伸長が著しい四国地区の皆様により新鮮でおいしいビールをお届けするために、昨年6月、大手ビール会社では四国で初めてのビール工場として愛媛県西条市に竣工しました。地元四国の皆様にご愛顧いただいた結果、昨年6月から本年5月までの1年間のアサヒビール(株)の四国でのビール売上は前年比112%とビール業界全体を大きく上回る高い伸びを示しました。また、1年間の四国工場への工場見学来場者数は11万8千人と、当初見込みの2倍を超えるものとなっています。 四国工場は、アサヒビール(株)のノウハウを凝縮し、“アサヒビールの理想”が詰まった最新鋭の工場として稼働しました。具体的には、出来立ての生ビールの風味を長時間持続させる“低酸素醸造法”や最新のパソコンシステムの導入など最新の生産設備・技術を備えるとともに、四国の美しい自然と共生する世界最高水準の環境対応の実現を目指して設立されました。 環境への対応では、省エネルギーと温暖化ガス排出抑制に関し、排水処理から発生するメタンガスを利用して発電する業界に先駆けた「燃料電池」の導入と、メタンガスを燃焼させてつくる蒸気により「アンモニア吸収式冷凍機」を稼働させることにより、工場使用電力の2割程度を排水処理からの“リサイクルエネルギー”の活用によって賄っています。 また、同工場は昨年11月1日に「廃棄物再資源化100%」を達成しました。これは、工場稼働から約4カ月余りと、取り組みを始めてから極めて速い達成となりました。 アサヒビール(株)は、四国工場を見て楽しんでいただける“アメニティ工場”として、年中無休で広く工場見学のお客様を受け入れるとともに、出来立ての生ビールをおいしい料理とともに楽しめるビール園「アサヒビール園伊予西条」を併設し、地元四国の皆様や観光客の方々に親しんでいただけるビール工場を目指しています。 「四国で初めてのビール工場」かつ「人と環境に優しい21世紀型工場」の四国工場は、予想を大きく上回る関心を頂戴し、工場見学の来場者数は昨年7月12日の開始以来、本年6月20日現在で累計11万8千人に達し、当初年間見込みの5万人の約2.4倍の規模となっています。本年5月の瀬戸内しまなみ海道(本州四国連絡道路 尾道〜今治ルート)の開通以降は、広島県や岡山県などからの見学来場者も増加しています。 また、工場併設のビール園「アサヒビール園伊予西条」の来客数も、7月12日のオープン以降予想を上回るペースで推移し、本年5月末までで16万5千名を数えました。四国工場の出来立ての生ビールを、地元の食材を利用したジンギスカンやしゃぶしゃぶ等の料理とともに楽しめるビール園として、地元の皆様や観光客の方々にご評価いただき、当初見込みの年間約13万人のご来場はオープンから9カ月で突破しました。 四国4県でのアサヒビール(株)のビール売上は、昨年平成10年も前年比111%の高い伸びとなり、平成8年から3年連続2ケタの増加となりました。さらに、昨年6月から本年5月までの1年間でみると、前年比112%の伸びとなっており、四国工場の稼働により地元四国でいっそう売上が伸長しているといえます。こうした四国地区の売上拡大に対応し、昨年6月から本年5月までの四国工場からのビール出荷量は、大びんに換算して約1億8千万本となっています。 アサヒビール(株)では、四国工場の竣工1周年を迎え、初年度のこうした地元四国地区での皆様の高いご関心やご愛顧にさらにお応えできるよう、よりいっそう地域に密着した事業活動を進めていきます。 |