平成11年6月2日 |
アサヒビール 中国地方に“大型物流拠点”を新設し増強
新『広島配送センター』を6月3日に竣工 〜物流能力を増強し出荷エリアを拡大。人と環境に優しい配送センターを目指す〜 |
アサヒビール株式会社 | ||
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、中国地方の“大型物流拠点”として、広島県の西風新都(せいふうしんと)インター流通パーク内に新たに『広島配送センター』(広島県広島市佐伯区石内上一丁目13番13号)を設立し、明日6月3日(木)に竣工します。 新『広島配送センター』は、従来の旧「広島配送センター」(広島県南区)から物流機能を移転・集約するとともに、近年の広島県及び中国地方におけるビールの売上げ増大に対応し、製品の収容能力及び出荷能力を大幅に増強します。 アサヒビール(株)及びアサヒビールグループの製品を取り扱い、6月7日(月)から出荷を開始します。供給する地域は、従来の広島県及び島根県の一部に加え、山口県へもエリアを拡大し出荷する予定です。 新設する『広島配送センター』は、旧配送センターに比べ、倉庫面積で約2倍、敷地面積全体で約4倍の“大型物流拠点”です。製品の収容能力を従来の約5倍に引き上げ、常時15万箱(大瓶に換算)程度のビールや飲料水等を確保することができます。また、積み込み作業スペースの拡大により、出荷能力は従来の約2倍に増強します。 アサヒビール(株)では、機能的及び効率的な出荷・配送を実践するとの観点から、広島県の未来型新都心西風新都(せいふうしんと)インター流通パークを最適な立地として、昨年12月に建設工事に着工しました。西風新都(せいふうしんと)は、山陽自動車道の五日市インターチェンジに近く、同自動車道を通じてアサヒビール(株)西宮工場(兵庫県西宮市)製造のビールを輸送し、新『広島配送センター』から出荷エリアに配送します。尚、広島市内への出荷は、五日市石内線や草津沼田道路などを活用し、これまで同様、安定的な出荷・配送を行います。 これまで旧配送センターから広島市内の特約店へは受注後、翌日配送を行ってきました。新『広島配送センター』稼働後は、広島市内同様、その他の出荷エリアへも受注日の翌日配送を徹底し実施することを計画しています。 更にアサヒビール(株)では、今回設立する新『広島配送センター』を全国のモデル配送センターとするべく位置付け、“人と環境に優しい配送センター”の実現を目指して取り組むこととしています。 騒音・排気ガス排出の抑制を目的としたアイドリングストップ運動の徹底、緑地帯の確保、ゴミの分別収集などを通じて、周辺地域への環境負荷の低減や、同配送センターで働く従業員の作業環境への配慮に取り組むこととしています。更に将来的には、国際環境規格ISO14001の認証取得を目指して取り組む予定です。 アサヒビール(株)では、現在、全国9カ所のビール工場で製造したビールを、全国29カ所の配送センターを活用し、各エリアに安定的かつ効率的に出荷・供給しています。今回、新たに設立した『広島配送センター』は、中国地方で唯一かつ“大型物流拠点”として、同地方におけるアサヒビール(株)及びアサヒビールグループの営業活動を物流面から強力にサポートします。 |
【 新『広島配送センター』の概要 】
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