平成11年5月25日 |
営業部門全体の情報伝達・意志決定の一層の迅速化を目指し
全国の事業場長の自宅にパソコンを配備 〜経営のスピードアップのための業務改革を一層促進〜 |
アサヒビール株式会社 |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、全国の事業場長(圏本部長・地区本部長・支社長・支店長)および営業企画部長、業務部長の自宅にパソコン計110台を5月末から順次配備します。 アサヒビール(株)は、平成7年から業務改革を目的とした全社情報インフラ整備・構築に着手しました。平成8年8月には内勤者一人1台体制を確立し、営業担当者に対しても平成9年に携帯パソコンを全900名に配備しました。同年4月には社内イントラネット『アサヒスーパーネット』を活用した『営業情報カードシステム』を開始し、全国の営業担当者が収集し送信する市場情報を、全社員がタイムリーに共有化できる体制を確立しました。同年6月には製品に関するお問い合わせ対応の迅速化・対応状況の過程管理を目的とした『Qネット』を開始、翌平成10年6月には、お客様相談室やホームページなどを通じて寄せられるお客様の声を全社員が共有できる『クォリティコール』を開設しました。また、同年12月からは、映像を通じた情報交換や社内会議の開催を、遠距離の事業場間で実現した『電子会議システム』を導入しました。 一連の業務改革の取り組みで、今回、営業部門全体の意志決定の一層の迅速化を図るために、全国の事業場長、および営業企画部長、業務部長の自宅にパソコンを配備します。これにより、営業部門の全員が自宅でパソコンを活用した業務の遂行が可能になります。例えば、事業場長が外勤業務などのため営業所へ戻ることができない場合、当日把握できなかった部下からの社内イントラネット上の報告や市場情報などを自宅で情報収集することができます。さらに、自宅の電話回線を使用しネット上で指示命令することにより、各営業担当者との双方向コミュニケーションが可能になります。 今回、配備するパソコンはデスクトップ型もしくはノート型の計110台となる見込みで、5月の末から順次展開し7月末に完了する予定です。すでに自宅への配備が完了している役員、本店部長に加え、営業部門での配備により、同部門における情報の伝達・意志決定が一層迅速化するとともに、全社的な経営方針の伝達・決定・遂行のスピードアップも目指します。 アサヒビール(株)は、より市場に密着し、市場情報やお客様の声を迅速に収集・共有し、かつその情報を経営の意志決定にタイムリーに反映させるために、今後もより一層の業務改革を進めていきます。 |