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アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、英国バスPLC社のビール事業部門(所在地 バートン・オン・トレント、代表者 イアン・ネピア)との間で、バスPLC傘下のプラハ・ビール社(本社 チェコ共和国 プラハ、CEO グラハム・スタリー)のブラニク工場において「アサヒスーパードライ」の現地生産を行うことについて、3月17日、基本合意しました。今後、設備導入など準備を進め、明年2000年の年頭から欧州各国に「アサヒスーパードライ」を出荷する計画です。製造品種は、びん330ml・500ml、缶330ml・500mlの4種を予定しています。 今回の基本合意により、「アサヒスーパードライ」の海外現地生産は、北米のモルソン社バンクーバー工場、中国の煙台ビール会社、本年5月から出荷開始する深青島酒朝日有限公司の深工場に続き4拠点目となり、アサヒビール(株)は海外ビール事業展開の重点地域としている、欧州・北米・中国の3エリアすべてで現地生産を行うことになります。また、日本のビール会社としては初めて、欧州大陸において自社ブランドの生産を開始することとなります。 プラハ・ビール社は、ブラニク工場のほか計3工場で、年間約24万キロリットルのビールを製造し、チェコ国内では13%程度の市場シェアを有して第3位のメーカーにランクされています。また、プラハ社は、バスPLCが78%の株式を有するその傘下企業で、今回の委託生産は、アサヒビール(株)とバスPLC社のビール事業部門が1996年より結んでいる、両社の海外ビール事業展開における包括業務提携の一環として合意されました。 アサヒビール(株)は、欧州での販売強化のため昨年5月にイギリス・ロンドンに現地法人アサヒビール・ヨーロッパを設立し、流通網の構築を図るとともに欧州各国での各国の販売業者と連携した販売促進活動を、積極展開しています。昨年年間の「アサヒスーパードライ」輸出販売実績は8万箱(1箱は330mlX24本)となっています。 今回の現地生産の決定は、「アサヒスーパードライ」の欧州での展開強化の一環であり、現地生産の開始にあわせ、アサヒビール・ヨーロッパ社は欧州全域におけるアサヒビール製品の総販売会社となります。これにより北米に続いて、欧州においても「アサヒスーパードライ」の製造・販売一貫体制を構築することとなります。今後、アサヒビール(株)はアサヒビール・ヨーロッパ社の人員を拡充し、同社の経営・営業体制を一層強化していくこととしています。 こうした取り組みにより、欧州において、2000年には30万箱、 2005年には150万箱(1箱は330mlX24本)の販売を目指します。