平成11年2月4日 |
アサヒビール全9工場で、「手話案内による工場見学会」を実施
〜工場見学ご案内係がビール製造工程を手話でご案内〜 |
アサヒビール株式会社 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)は、聴覚障害者の方を対象に、工場見学ご案内係が手話でビール製造工程をご案内する「手話案内による工場見学会」を、2月15日(月)から2月26日(金)までの期間、北海道工場・福島工場・茨城工場・東京工場・名古屋工場・吹田工場・西宮工場・四国工場・博多工場の全9工場で実施します。尚、同期間、参加していただいたお客様のご要望をお聞きし、今後継続的に実施します。 アサヒビール(株)では、近隣のお客様との交流を図り、ビール製造工程や商品、さらにアサヒビールの企業姿勢などをより深くご理解いただくため、全工場で一般のお客様を対象に工場見学を実施しています。 また、社会的に福祉やボランティア活動の重要性が注目されている中、身障者の方にも工場見学の機会をもっていただけるよう、見学通路やエスカレーター等に身障者用設備の設置を進め、障害をもつ方でも無理なく見学できるような取り組みを行っています。 さらに今回は、手話でのご案内を通じ、聴覚障害者の方々に工場見学の機会を提供させていただくこととしました。各工場で1〜2名の工場見学ご案内係が基本的な手話の手法を習得し、手話によるご案内が可能となったものです。 尚、全工場を対象としての実施は、今回、初めての試みとなります。 2月15日(月)から2月26日(金)の期間中は、午前10時から、聴覚障害者の方とそのご家族、ご友人を対象とし、手話による工場見学、見学後ビールや飲料水の試飲、お客様に参加していただくゲームを企画した工場見学会を実施します。 全工場に手話案内を導入した経緯として、従来から手話による会話が可能なスタッフが一部の工場に若干名いたものの、工場のご案内として統一していなかったため、工場見学案内のナレーションに沿って手話テキストを作成し、平成10年8月には社内講師による研修も実施して、全工場の見学ご案内係が習得したものです。 平成10年9月、東京工場に聴覚障害者および付き添いの方計27名が来場した際、基本的な手話でのご案内にもかかわらず、手話で案内する施設は非常にまれであることや、案内係の手話による説明が理解しやすいものであったことを大変喜んでいただきました。 今後も常時、全9工場に手話案内ができる工場見学ご案内係を配置し、聴覚障害者の方の見学案内に対応することとしています。
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