武蔵野音楽大学、大学院を修了後、ロータリー奨学金を得て渡米、インディアナ大学で学ぶ。さらに1990年よりオランダ政府給費留学生としてアムステルダムのスエーリンク音楽院で研鑽を積む。この間、北島清美、石川哲朗、高橋アキ、ゲオルグ・ヴァシャヘリ、ジェームス・トッコ、ヤン・ヴァインの各氏に師事。1991年、1940年以降の作曲作品について行われる国際ガウデアムス演奏家コンクールで優勝。その後ヨーロッパ各地、アメリカ、ロシア、アジアの諸国で数多くの初演を含むコンサート活動を行う。またダルムシュタット国際夏期新音楽講座、ドナウエッシンゲン音楽祭、ジュン・イン・バッファロー、リトアニア音楽祭をはじめとする著名なフェスティバルに毎年招待されている。一方で、オランダの映画監督フランク・スケファーのドキュメンタリーに主演、また一昨年ユトレヒトで行われた“NACHT
VAN DE STEM(声の一夜)”と題された歌のマラソンコンサートのフィナーレでメレディス・モンクの“ダブル・フィエスタ”を弾き、歌うなどの従来のピアノ演奏から卓越したユニークな活動を行っている。