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VALDICAVA ヴァルディカヴァ

イタリアを代表する最高級赤ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。ブルネッロで初めて単一畑のワインを造り出したことで知られるのが、ヴァルディカヴァ社です。オーナーのヴィンツェンツォ・アブルツェーゼ氏に話を訊きました。

Vincenzo Abbruzzese
ヴィンツェンツォ・
アブルツェーゼ
ヴァルディカヴァ社
3代目オーナー

― まずヴァルディカヴァ社があるモンタルチーノ村とは、どんな場所ですか?
「イタリア中部のトスカーナ州にあります。州都であるフィレンツェから南に約120km。オルチア渓谷、アルビア渓谷、オンブローネ渓谷に挟まれた丘の上にある小さな街です。小さな街ですが、高級赤ワインのブルネッロ・ディ・モンタルチーノのおかげで、その名前は世界中に知れ渡っています。ワイン好きであれば、モンタルチーノ村を知らない人はいないでしょう」

― ワイン産地として、どんな特徴があるのでしょうか?
「モンタルチーノ村は、ティレニア海とアミアータ山に挟まれた場所にあります。日中は海からの暖かい風が吹き、夜は山からの冷たい風が吹き込みます。ご存じのように、この昼夜の寒暖差がよいブドウを育むのです」

「栽培されるブドウは『小さくて黒いもの』を意味するブルネッロ種。これはサンジョベーゼ・グロッソとも呼ばれています。この黒ブドウから、世界的に名高いブルネッロ・ディ・モンタルチーノという赤ワインが生まれます」

― ヴァルディカヴァはどんなワイナリーですか?
「創業1953年の家族経営ワイナリーです。私の祖父はブルネッロ協会の創立メンバーのひとり。つまり、まだブルネッロ・ディ・モンタルチーノが無名だったころから、このワインのために尽くしてきたワイナリーです」

「133haの所有地のうち、約28haでブドウを栽培しています。栽培しているのはすべてサンジョベーゼ(ブルネッロ)種です。我々の哲学は、1に畑、2に畑。おいしいワインは最良の畑から生まれると信じています。ですから、私自身もほとんどの時間を畑で過ごしているんですよ」

「我々が扱うサンジョベーゼ種は、栽培が非常に難しいブドウですが、そのぶんテロワールを忠実に反映する品種です。正直でごまかしの効かないブドウといえます。そんなブドウからつくるワインですから、ワインも自然のバランスに従って正直につくっています。醸造法や設備も然ることながら、最も大切なのは畑なのです」

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

― ヴァルディカヴァのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、どんなワインですか?
「ヴァルディカヴァの代名詞であり、スタンダードというべきワインです。我々の畑の特長が忠実に表現されているワインだと思います。このワインを飲むと、世界中のどこにいてもモンタルチーノのブドウ畑に戻ったような気分になりますね」

「具体的には、サンジョベーゼ(ブルネッロ)を100%使用し、最高品質のスラヴォニア産オークで24〜36ヶ月熟成しています」

ブルネッロ・ディ・モンテプルチアーノ・
リゼルヴァ・マドンナ・デル・ピアーノ

― 一方、ブルネッロ・ディ・モンテプルチアーノ・リゼルヴァ・マドンナ・デル・ ピアーノは、どんなワインですか?
「我々ヴァルディカヴァの最上級ワインです。ブドウは単一畑のものを使用。ブドウのできが最高の状態の年にのみつくられます。このマドンナ・デル・ピアーノ2001年ヴィンテージが、専門誌『ワインスペクテイター』で100点満点を獲得したことにより、ヴァルディカヴァの名声は一気に高まりました。個人的にも思い入れが強いワインです」

― この2本はどんなシーンで飲むのがおすすめですか?
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは一般に高級ワインと考えられていますが、ヴァルディカヴァのブルネッロは、いい気分になりたい時にはいつでもお飲みいただいて結構です。もちろん長期熟成にも耐え得るポテンシャルを持っていますが、早飲みしてもおいしく楽しめるはずですよ。いつでもどこでも気軽に楽しんでください」

「合わせるお料理も難しく考える必要はありません。フルボディの赤ワインですが、繊細な日本のお料理にもよく合います。刺身、すきやき、しゃぶしゃぶなどは抜群ですし、私自身、来日した時は、日本のお料理とブルネッロの組み合わせを楽しんでいます。是非、好きな料理と気軽に楽しんでいただきたいですね。」

「ヴァルディカヴァ」ブランドページ