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ボージョレ・ヌーヴォ
現地レポート

2023 ボージョレ・ヌーヴォ現地レポート6月号

2023年前半の月は、ボージョレのブドウ畑全体の降雨量が不足していたようです。
しかしながら、私たちは幸運にも、今年の春は霜害から逃れています。

5月20日以降の気温上昇は、ブドウの新芽が1週間に10cm伸びる急速な成長をもたらしました。スプリンクラーで水を撒きましたが、残念ながら大きな効果は得られませんでした。一番最初の開花は、5月の終わりに季節的な段階(ブドウの木の成長周期の変化)と共に見られ、それは2015年に豊かに育った良いヴィンテージと近い時期でした。

高い気温と日照は、早く良好な開花を可能にし、6月10日頃に発育が遅い高緯度のフルーリーで開花を終えました。素晴らしい日照条件は、昨年同様に2023年も好ましい花芽形成をもたらしました。ブドウの木は完璧な状態で、房が順調に育っています。

結実(すなわちオシベの蔕が落ち、房が形成された時)は、6月最後の数日の間に無事にあり、地区によっては待ち望んでいた降雨(15〜40mm)が発生した時期でした。

7月の頭、ブドウ栽培者は引き続き警戒しています。私たちは、9月の始めに開始するガメイのブドウの成熟を完了させるため、もっと多くの雨が降ることを期待しています。そして、ブドウの実の成長にひどく影響した灼熱の2022年の夏を忘れさせて欲しいと願っています。