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門司工場について

門司工場

工場概要
所在地/福岡県北九州市門司区大里元町2-1
敷地面積/56,957m2、 建屋面積/26,575m2(床延べ面積)

潮風が吹き抜ける国道199号線を小倉から門司港方面へ。門司港は古くから九州の海上交通の拠点として発展してきました。明治時代には石炭の積出港として栄え、政府から輸出港として指定されました。やがて貿易の中継基地として、九州随一のハイカラな街に成長。門司港エリアに数多く残る西洋建築の建物が、往時の賑わいを彷彿とさせます。門司港に着く少し前、左手に趣きある赤レンガの倉庫が目に飛び込んできます。これが「ニッカ門司工場」です。対岸には下関が見え、武蔵・小次郎の決戦で知られる巌流島も一望できます。

「ニッカ門司工場」の歴史は、大正3年(1914)「鈴木商店大里酒精製造所」として始まりました。その後、合併によって大正6年(1917)に「日本酒類醸造」、大正14年(1925)「大日本酒類醸造」、昭和35年(1960)「協和発酵」へと発展。平成14年(2002)9月には「アサヒ協和酒類製造」を設立、アサヒグループの焼酎乙類の主要生産工場として新たな一歩を踏み出しました。そして、平成18年(2006)1月「ニッカウヰスキー」と合併、現在に至っています。レンガを縦と横に組んだヨーロッパ様式とされる倉庫が、その歴史を物語ります。美しく整備された工場では、高品質の麦、米、そば焼酎の原酒や製品が多くの人たちの手で日々生み出されています。