栄養表示基準によると、「糖質」、「糖類」は以下のようになります。
「糖質」とは、『炭水化物から食物繊維を除いたもの』の総称です。
「糖類」とは、『単糖類・二糖類』の総称です。『「糖質」から「多糖類・糖アルコールなど」を除いたもの』の総称とも言えます。
栄養表示基準では、総重量の中で、水分、アルコールの他、たんぱく質や脂質、ミネラル、食物繊維のいずれにも分類されないものは「糖質」となります。栄養表示基準上の炭水化物、糖質、糖類の関係を分かりやすく図解すると下記のようになります。
- アサヒビールは、栄養表示基準により、「糖質」及び「食物繊維」に分けて表示しています。
「糖質ゼロ」とは、この部分がゼロのことです。※
「糖類ゼロ」とは、この部分がゼロのことです。※
- 食物繊維:
- ポリデキストロース、セルロース、難消化デキストリンなど
- 三糖類以上の多糖類:
- オリゴ糖、デキストリン、でんぷんなど
- 糖アルコール:
- 還元麦芽糖水飴、エリスリトール、キシリトール、マルチトールなど
- その他:
- アセスルファムK、スクラロース (甘味料)、クエン酸、クエン酸ナトリウム(酸味料)など
- 二糖類:
- 砂糖、乳糖、麦芽糖など
- 単糖類:
- ぶどう糖、果糖など
※ いずれも最終商品に含まれる分量。製造時に原料として使用していても、最終商品での炭水化物、糖質、糖類の“それぞれ”の含有量が 0.5g/100ml未満の場合は、栄養表示基準に基づき、それぞれの成分について『0g(ゼロ)』と表示できます。(分解などにより消失した場合も含みます)