ウイスキーの原酒の成分や、樽の成分が結びついてできたものです。もとは、ウイスキーの香味成分(高級脂肪酸のエチルエステル)の一部ですので、まったく心配はありません。
寒冷地では、冬期にウイスキーが白濁することがありますが、これも「おり」で、温めると元にもどります。また、長期間貯蔵された原酒がたくさん入っていること、長期間経過したウイスキーにもできることがあります。
工場でのびん詰め時には冷却濾過を行い、香味に影響を及ぼさない程度にこの成分を取り除いていますが、保管の環境や期間によって「おり」ができてしまうこともあります。「おり」はボトルの底に沈めるか、ペーパーフィルターなどで漉してお飲みください。