ウイスキーの製造工程で、原料と製法を異にしたウイスキーを混ぜ合わせる作業をBlending(ブレンディング)といいます。
一般的なウイスキーが「ブレンデッドウイスキー」と呼ばれているのは、「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」をブレンドしたものだからです。
スコッチウイスキーとジャパニーズウイスキーの大半は、「ブレンデッドウイスキー」です。強い個性をもつモルトウイスキーを通常10種類程度、多いときには50種類もブレンドし、さらにバランスの良い飲み飽きない味にまとめるためグレーンウイスキーを1~2種類加え、再貯蔵してつくられています。
これと別に、モルトウイスキー同士を混ぜ合わせることをVatting(ヴァッティング)といいます。
熟成年数も重要な要素で、ウイスキーは年数を経るにつれまろやかさを増します。ボトルの熟成年数には、ブレンドされた原酒の中で最も若いものの年数が表記されています。