・エネルギー(熱量)
食品に含まれるたんぱく質、脂質、炭水化物が体内で利用できるエネルギー(熱量)をあらわしています。エネルギーは、たんぱく質、脂質、炭水化物のそれぞれについて定められたエネルギー換算係数(各成分1g当たりの利用エネルギー量)を用いて算出されます。
・タンパク質
筋肉、臓器、血液など、ヒトの体を作る栄養素の一つです。
・炭水化物
炭水化物は、たんぱく質、脂質とともに3大栄養素と言われ、体の主要なエネルギー源となります。
食品に表示を行う際の「食品表示基準」で定義される炭水化物は、次のように算出されます。
炭水化物=総重量-{水分+たんぱく質+脂質+灰分(ミネラル成分)}
つまり、栄養表示上はたんぱく質、脂質、ミネラル分のいずれにも分類されないものは、炭水化物に計算されます。炭水化物には、糖質(単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコール)と食物繊維とその他(甘味料や酸味料)が含まれます。
・食物繊維
人の消化酵素では消化することのできない食べ物の中の成分です。小麦ふすまに含まれるセルロースに代表される水に溶けない不溶性食物繊維と、果物に含まれるペクチンに代表される水に溶ける水溶性食物繊維とがあり、これらを合計したものが食物繊維(総)量です。
・食塩相当量
2015年4月に施行された新しい「食品表示法」によって、表示項目が「ナトリウム」から「食塩相当量」に変更となりました。
ナトリウム塩を添加していない食品に限り、「ナトリウム○mg(食塩相当量○g)」と表示することもできます。「食塩相当量」は、含まれているナトリウムを食塩とみなした場合にどれくらいの量になるかを計算したものです。
換算式はこちらです。食塩相当量(g)=ナトリウム量(mg)×2.54÷1000