お客さまの手元に安全な商品をお届けするため、
製造機器はもちろんのこと、作業服や作業手順まで、
さまざまな工夫を凝らして異物混入を防いでいます。
アサヒビールの工場では、衛生管理区分(ゾーニング)の考え方にもとづきエリアを区分し、清浄度にあわせた衛生管理を行っています。
大きく3つにゾーンを分け、製造エリアや清浄エリアに異物を持ち込まないよう常に管理を行っています。
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商品の製造に関わるエリア。服装や物品の持ち込みはもちろん、人の立ち入りも制限しています。
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製造エリアのなかでも特に清浄度が高い「クリーンルーム」です。商品を缶・びんなどに充填します。
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建物の出入り口にはシャッターや扉を設け、必要なとき以外は開きません。
製造エリア・清浄エリアでは必ず専用の作業着を着用。さらに、金属類や装飾品の持ち込みを禁止し、異物混入の可能性を排除しています。
製造エリアに立ち入る際は、衛生的な手洗いを徹底します。製造エリア内においても、必要とされる清浄度にあわせて専用の作業着や長靴を着用したり、消毒液・エアシャワーなどを用いて異物の混入を防ぎます。
原料にお湯を加えて仕込み、ビールをつくるのに必要な「麦汁」をつくります。
麦汁をつくる過程で生じる麦芽やホップのかすなどの異物は、
ろ過槽やワールプールで取り除いています。
麦汁にビール酵母を加え発酵させます。約1週間の発酵期間の間、異物が混入したり、液体に異変が起きないよう管理します。