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研究レポート
〜独自の高感度指標を開発、
「高感度消費者」の意識と行動の特性を多角的に調査〜
高感度消費者研究
あなたの周りにもいるリーダー的存在の「感度の高い人」。2002年に引き続き、『高感度消費者調査』を行ないました。今回は「食生活」と「健康」にフォーカスしました。→高感度指標はこちらからご覧になれます。
調査概要:
調査対象:首都圏に在住する15〜69才の男女 (有効回収)合計1000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2002年9月2日〜9日
1.食生活の高感度消費者は外食店探しの達人
2.自宅でも食生活を満喫する食生活の高感度消費者
3.食生活の高感度消費者では焼酎人気が定着
4.健康維持のための投資は惜しみたくない健康の高感度消費者
5.健康の高感度消費者は機能が明確な食品を支持
1.食生活の高感度消費者は外食店探しの達人
 

 食生活の高感度消費者の1ヶ月あたりの休日の外食への支出額は、昨年の調査時の15,765円から12,848円へと3,000円近く減っている一方で、外食する頻度は、1ヶ月あたり3.9回で昨年と同様の結果になっています。つまり外食を楽しむという行為・生活スタイルは維持しながら、外食一回あたりの支出額を減らしています。

 これはお店のランクを下げたり注文する料理を変えるとも考えられますが、リーズナブルなメニューやサービスを充実させている外食店が増えている昨今の外食事情を考えると、もともと食生活の高感度消費者は「新しい飲食店を積極的に開拓している」(69.9%)人が多いことから、安くておいしい満足感の高い外食店を見つけ出して食事を楽しんでいると思われます。
2.自宅でも食生活を満喫する食生活の高感度消費者

 食生活の高感度消費者の71%は、「ひな祭りやお花見など季節の催事・行事を家族で楽しむ」ようにしており、63%が「数は少ないがとても高価な食器や調理器具を買って使っています。
また、52%が「デパ地下で知った高級惣菜を自分で作ったことがある」と答えており、自宅での家族との食事を充実させ、楽しんでいる様子が伺えます。
3.食生活の高感度消費者では焼酎人気が定着

 食生活の高感度消費者のお酒に対する意識を見てみると、自分は「ビール党」だと言う人が昨年に引き続き最も多く、昨年の36.4%から39.1%に増えています。

 また、昨年から比べて最も増えているのは「焼酎党」で、昨年の3.6%から8.6%へと大きく増加し、「ビール党」「ワイン党(12.5%)」「発泡酒党(10.9%)」に次ぐ結果となりました。
4.健康維持のための投資は惜しみたくない健康の高感度消費者

  健康の高感度消費者でも、やはり景気低迷の影響からか、1ヶ月あたりの健康関連支出額は、昨年の8,283円から7,050円へと減少しました。

 ただし、今後の支出に対する意識を見ると、「健康維持のためにかけるお金」に関して、対象者全体では「増やす」が17.5%、「減らす」が16.9%と拮抗しているのに対し、健康の高感度消費者では「増やす」が28.7%に達する一方、「減らす」は6.9%にとどまっています。


 このことから、現実には支出を減らさざるを得ない状況にありますが、本当は健康のためにもっとお金をかけたいという健康の高感度消費者の意識が垣間見られます。
5.健康の高感度消費者は機能が明確な食品を支持

 商品選択についての意識を見ると、「虫歯予防/美白/ニコチン排出などの機能性ガム」「カロリーやコレステロールをカットしたマヨネーズ」といった、対象者全体での利用率が3割前後の商品について、健康の高感度消費者では5〜6割と半数内外の人たちが利用しており、機能を明確に謳った商品が好まれることが分かります。そのため、ビールテイスト清涼飲料を飲む人たちも、健康の高感度消費者で多くなっています。
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BACK NUMBER :高感度消費者研究(2002年度版)
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お客様生活文化研究所