ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
温度を基軸とした飲用価値の提案
氷点下の『アサヒスーパードライ』エクストラコールドを展開
〜「スーパードライ エクストラコールドバー」を5月に期間限定で開店〜
〜温度や品質の優位性を備えた樽生ビールの抽出機器と、缶容器を冷却する機器を展開〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、氷点下(−2℃〜0℃)の温度帯の『アサヒスーパードライ』エクストラコールドを取り扱う飲食店の間口拡大を積極的に展開していきます。昨年9月より展開を始め、現在、全国30店舗で提供されています。
また、本年5月に期間限定で「スーパードライ エクストラコールドバー」を開店し、お客様に『アサヒスーパードライ』の特長である「辛口」「キレ」をより一層実感していただくシーンを提供していきます。
さらに、家庭用市場向けには、缶容器の温度を氷点下(−2℃〜0℃)まで下げる「エクストラコールドクーラー」を最盛期にお客様がご家庭で楽しめるタイミングで消費者キャンペーンを展開する予定です。
エクストラコールドは、1998年、常温の温度帯の樽生ビールなども提供するパブの本場イギリスで新たな顧客獲得を目指して導入が進み、現在では欧州やアジアにも普及しています。現在飲食店で提供される樽生ビールの温度は、4℃から8℃と言われています。ビール飲用の最盛期となる夏場などでは、より冷たいビールを飲むことにより止渇を求めるお客様の要望が存在しています。
アサヒビール(株)が2009年6月に実施した『アサヒスーパードライ』の飲み頃温度の調査(N=120)によると、0℃の温度で飲用した場合に「味のキレ」「シャープさ」「のどごし」などを強く感じるといった方が50%を占めており、『アサヒスーパードライ』の特長である「辛口」「キレ」といったコンセプトを実感していただけることがわかりました。特に、20代は60%の方が、より冷えた温度を好む結果となりました。
アサヒビール(株)は、これまで取り組んできました「辛口」「キレ」「鮮度」といった『アサヒスーパードライ』の飲用価値のご提案に加え、温度を基軸とした新たな価値を提供することで、ビール市場の活性化を目指していきます。
また、氷点下(-2℃〜0℃)の温度に下げて提供するにあたり、様々な工夫を施すことで温度や品質の優位性を備えた樽生ビールの抽出機器と、缶容器を冷却する機器を展開していきます。
■ 業務用の特殊機器について
一般的な瞬間冷却式の樽生ビール抽出機器は、機器内のビール冷却コイルの中にビールを通し、冷却しています。冷却するために機器内の着氷器に氷を張らせることで低温の冷却水をつくり、攪拌モーターによって機器内全体に冷却水を循環させています。
エクストラコールドを抽出する機器の場合、安全性の高い物質で構成された冷却効率の高い特殊な冷却液を用いることで、着氷器内の温度がより一層下がり極低温の冷却液をつくることができます。
また、攪拌するための攪拌翼の形状に工夫を施すなど、機器内の冷却効率を徹底的に追求するとともに、2台の樽生機器を活用し二段階冷却を行うことで、安定してマイナス温度のビールを連続で注ぎ出すことが可能となりました。
さらに、ビールの注ぎ口となる専用のドラフトタワーにも、同様の特殊な冷却水を使用し冷却効率を高めることで、タワー全体を凍結させています。凍結した専用タワーから注がれることで、エクストラコールドの清涼感をより演出しています。
■ 家庭用の特殊機器について
冷蔵庫で冷却した『アサヒスーパードライ』の缶(500ml、350ml)と、予め1日以上冷凍庫で保管し凍らせた指定濃度の食塩水を詰めた専用シリンダーを機器内にセットし、缶とシリンダーが一体となって回転することで、缶とビール液を氷点下に冷却します。
4本の専用シリンダーを装着する専用のシリンダーホールに缶容器を差し込み回転させます。缶500mlでは約5分間、缶350mlでは約3分間の所要時間で氷点下(ー2℃〜0℃)の温度帯に冷却されます。