アサヒビール株式会社
ニッカウヰスキー株式会社
ニッカ『シングルカフェモルト12年』日欧同時発売
〜ニッカオリジナル製法の国産ウイスキーを海外に発信〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田 伍)は、ニッカウヰスキー株式会社(本社 東京、社長 山下 弘)が製造するウイスキー『シングルカフェモルト12年』(容量700ml)を、11月22日から日本と欧州で同時に新発売します。
販売本数は合計で3,027本の限定商品で、そのうち、日本では、ニッカウヰスキーのホームページを通じて2,031本を販売、欧州ではフランスの有力ウイスキー商社「メゾン・ド・ウイスキー」(本社パリ)の販路を通じて996本を販売します。販売価格は、日本では1本8,400円(消費税込、送料無料)、欧州での設定価格は1本109ユーロです。
今回新発売する『シングルカフェモルト12年』は、ニッカウヰスキー西宮工場で“カフェ式連続蒸溜機” (*)を用いて蒸溜し、樽の中で12年以上熟成させたモルトウイスキーです。通常のモルトウイスキーは、“ポットスチル”と呼ばれる単式蒸溜器で蒸溜されますが、『シングルカフェモルト12年』は、連続的に蒸溜を繰り返す連続式蒸溜機である“カフェ式連続蒸溜機”を使用したもので、ニッカウヰスキーのオリジナル製法のモルトウイスキーです。
アサヒビールは、こうした世界に例を見ない製法によるモルトウイスキーを、日本のウイスキーファンだけでなく、ウイスキーの本場である欧州のファンにも発信していきます。「日本のニッカ」を世界に発信するコンセプトで、パッケージやラベルも“手紙”をイメージしたものとしています。なお、ラベルには、一本一本に通し番号が押印されます。
アサヒビールは昨年10月、フランスを中心に欧州全域に販売網を持つ有力ウイスキー商社「メゾン・ド・ウイスキー」と直接販売契約を結び、ニッカ・ブランドのウイスキーの欧州向け輸出を本格展開しています。輸出商品は、「シングルモルト余市」ブランドなど13ブランドで、欧州での販売地域は2007年9月末現在で18ヵ国となっています。販売地域は、順次EU圏に広げていく方針で、2010年までにはEU加盟国27ヵ国をはじめ、周辺国を含めた約30ヵ国への展開を計画しています。
フランス、スペイン、英国、ドイツ、ギリシャ等、西欧諸国を中心とした欧州の市場は、世界的に見ても大きなウイスキー消費市場の一つです。ニッカ・ブランドのウイスキーは、ウイスキー発祥の地とされる英国の雑誌等でも高く評価され、欧州圏での認知度も急速に高まっています。アサヒビールとニッカウヰスキーは、今回の日欧同時発売ウイスキーを通じて、一段と「日本のニッカ」の訴求を強めていきます。
* “カフェ式連続蒸溜機”は1830年代にスコットランドのイニアス・カフェ氏が発明した二棟式の連続式蒸溜機です。原料由来の旨み成分をほどよく残し、口当たりのやわらかいウイスキーをつくることができるため、ニッカウヰスキーでは、世界的にも稀少な存在となっている現在でも味わい深いウイスキーづくりに欠かせない存在として使用しています。(カフェ式連続蒸溜機は1998年にニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所に移設しています。)
【商品概要】
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【販売方法等(日本)】
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【販売方法等(欧州)】
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