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平成15年11月17日

アサヒビールお客様生活文化研究所「食と健康」意識調査
『第三回 食と健康のセンサス』調査結果より、
現代人の健康実態をパターン分類
アサヒビール株式会社
 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)のお客様生活文化研究所は、「食と健康」に関する意識調査をインターネットで実施し、結果をまとめました。本調査は、お客様にとっての「食と健康」の現状を明らかにする目的で、2001年より継続して実施しており、健康意識や食への態度等を総合的に調査しています。
 調査対象は、首都圏にお住まいの15〜69才の男女で、インターネットを使って、2003年7月に実施し、有効回答者数は1000名となりました。

 本年は実施3回目を迎え、通常のデータ集計に加え、新たに、現在の生活者の『健康意識・行動』の特徴をパターン分類するという試みをしたところ、以下のような7グループに分類することができました(詳細は後述)。
■悩みなきボンヤリヤング(構成比率:12.6%)
■カラダコンシャスお姉さん(構成比率:11.2%)
■不摂生パラサイトくん(構成比率:14.1%)
■体力勝負のストレスパパ(構成比率:16.5%)
■健康ナルシス実践おばさん(構成比率:15.4%)
■こつこつ健康おじさん(構成比率:15.1%)
■理想と現実ジレンマさん(構成比率:15.1%)
 また、3年間累積した時系列データより、特徴的な傾向のあるものをピックアップし、ポイントとして2つまとめました。
【 現在の生活者の健康意識・行動を、7パターンに分類 】
 健康意識や行動に関連する複数項目の回答データを分析した結果、現在の生活者の『健康』に関する特徴は、大まかに以下、7つのパターンに分類できることがわかりました。
■悩みなきボンヤリヤング(構成比率:12.6%)
特徴:若年男性が多い。今のところは、健康・容姿・心を含めた生活全般が充実していると思っており、現在の気になるトラブルや将来不安がない。

■カラダコンシャスお姉さん(構成比率:11.2%)
特徴:若年女性が多く、関心事は健康より容姿。容姿への願望を強く持っているものの、ライフスタイルを変えるほどの行動には至らず、健康食品などでお手軽に対処している。

■不摂生パラサイトくん(構成比率:14.1%)
特徴:若年男性がやや多く、肥満以外の自覚トラブルがないため、健康に対する意識が希薄。食事の支度は他人まかせで自分は何もしない。

■体力勝負のストレスパパ(構成比率:16.5%)
特徴:男性の20〜40代が中心。体力に自信はあるが、現在の生活は不規則で、肉体的・精神的にストレスを感じている。

■健康ナルシス実践おばさん(構成比率:15.4%)
特徴:高年の女性が多く、比較的裕福な層。容姿・健康・食事・運動・情報享受など、健康に関するあらゆる行動について非常に積極的。

■こつこつ健康おじさん(構成比率:15.1%)
特徴:高年の男女が中心。容姿よりも健康への関心が高く、健康的な食生活を心がけている。

■理想と現実ジレンマさん(構成比率:15.1%)
特徴:若年男女がやや多い。健康、体力、心の充実など全般的に自信がなく、そのことに問題を感じつつも対処するための行動に移れないでいる。
【 『食』への安全性や健康意識の高まり、反して不規則化する食事時間 】
  『日常生活における環境意識(複数回答)』を見ると、「水の安全性や水質が気になる」47%(昨年45%、一昨年43%)、 「食品の原材料表示をよく見て買う」36%(同33%、31%)など、食の安全性への関心が高まっている様子が窺えました。
 また、『健康的な生活を送るために、実際に実行していること(複数回答)』として、「カロリーのとりすぎに気をつける」43%(同39%、35%)、「糖分を控える」30%(同29%、23%)などが増加傾向にあり、食生活において健康に気遣っている様子も垣間見えます。
 しかし一方、『食事の時間帯(平日:複数回答)』を見ると、午後10時以降に食事をしている人が27%(同19%、16%)と比率が高まっており、食事時間が遅めになってきていることが窺えました。理想とされる健康的な食生活を実践することは、なかなか難しくなってきているのかもしれません。
【 経済状況や社会環境への不安が、生活の質の低下に影響あり!? 】

 『現在の生活や健康にとって、気になることや悩み(複数回答)』として、「医療や年金などの社会保障」73%(昨年66%、一昨年61%)、 「経済問題」56%(同55%、52%)、 「大気汚染」56%(同55%、51%)など、経済や社会環境に関わる数値が増加傾向となりました。
その一方、『自分らしく快適に生活するために重視していること(複数回答)』では、「マイペースでのびのび過ごすこと」60%(同62%、63%)、 「友人との時間を楽しく過ごすこと」51%(同51%、54%)、 「レジャーや趣味に打ち込むこと」49%(同51%、55%)、 「新しい刺激を求めたり、新しいものに挑戦すること」40%(同 42%、47%)、 「自然と触れ合うこと」31%(同32%、39%)などが減少傾向となりました。
 それらを表しているのか、『「ココロの充実度」の自信』についても、「自信あり」と答えた人は42%(同45%、46%)と減少傾向にあり、経済状況や社会環境への不安が、人々の生活の質に影響を与えているようにも窺えます。
■調査概要
調査対象:首都圏に在住する15〜69才男女個人、計1000人(有効回収)
調査方法:インターネット調査法
調査期間:2003年7月14日〜21日
■アサヒビール お客様生活文化研究所について
アサヒビール(株)は、2000年10月に「2001年〜2004年のグループ中期経営計画」を策定し、グループ経営力強化のための新たな組織として、「お客様生活文化研究所」を設立しました。お客様の嗜好やライフスタイルの変化を調査・研究し、新商品および新規事業開発に活用することを目的としています。

以下、別添調査結果資料をご参照ください。 添付資料(PDF)はこちら→


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