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平成13年11月27日
アサヒビールお客様生活文化研究所「食と健康」意識調査を発表
首都圏男女1000名にインターネットで調査した「第1回 食と健康のセンサス」
〜89%が健康に関心あるが、健康に自信を持っている現代人は41%〜
アサヒビール株式会社
 

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 福地茂雄)のお客様生活文化研究所は、「食と健康」に関する意識調査をインターネットで実施し、結果をまとめました。お客様にとっての「食と健康」の 現状を明らかにする目的で、健康意識や食への態度などを総合的に調査したものです。
 調査対象は、首都圏にお住まいの15〜69才の男女で、インターネットを使って、平成13年8月に実施し、有効回答者数は1000名となりました。主な調査結果を以下の5つの発見にまとめましたのでご報告申し上げます。

【発見1:健康に関心はあるが自信が持てない現代人】
 「健康に関心がある」との回答は89%にのぼり、現代の日本人にとって「健康」は大きな関心事であることがわかります。そして、健康的な生活のために大切だと思う事としては1位「野菜をたくさん食べる」75%、2位「三度の食事を規則正しく」74%、3位「栄養が偏らないように気をつけて食べる」60%など、基本的な食生活の重要性が認識されています。
 しかし、健康的な生活のために実践している事についての質問には、「野菜をたくさん食べる」51%、「三度の食事を規則正しく」54%、「栄養が偏らないように気をつけて食べる」33%といずれも 意識と実践に大幅な開きがありました。そのためか、「健康に自信がある」との回答は、  41%に留まっており、健康に関心はあるが自信が持てないという現代人像が浮き彫りになっています。
 定量調査に先立って実施されたインタビューなどでは、健康への関心度が高い人ほど、自分の生活を厳しく評価している傾向もみられたことから、健康情報があふれ、「○○が体にいい」「××を食べたほうがいい」など、関心が刺激される一方で、実生活とのギャップが広がる傾向は、今後も加速すると思われます。
※調査結果資料:

『健康への関心・自身と食生活の健康度評価』

  『健康のために大事だと思うこととその実践度』

【発見2:45才は食と健康の曲がり角】
 健康への関心度を年齢別にみると、「非常に関心がある」との回答は、既婚男性44才以下では23%なのに対し、既婚男性45〜54才では43%、同様に、子どものいる既婚女性44才以下では22%、子どものいる既婚女性45〜54才では34%と、45才を境に高まっています。
 また、「老化防止や体調維持」「生活習慣病に気をつける」といった意識も45才を境に大きく 変化し、45才以上では「万歩計」の保有・使用率が高まるなど、日常的な運動への取り組みも 積極的になるようです。
 今後、高齢化が進むに従って、何歳まで生きるかという寿命の長さだけではなく、「健康寿命」というような質的な側面への関心が高まることが予想されます。
※調査結果資料:
『健康への関心度』
  『普段の生活での重視点』
『自宅で保有、使用する器具・用品』

【発見3:おじさんまでやせたい症候群】
 15〜69才男女1000名の対象者の65%が「やせたい」と回答しました。現在の自分の体型を「太っている」と感じている人は40%であり、太っていると感じているわけではないのに、やせたいという願望を持つ人が多いことがわかります。
 また、これは若年女性に特有のものではなく、どの年代層でも共通する傾向です。既婚男性 44才以下では、「やせたい」72%に対し「太っている」53%、既婚男性45〜54才以下では、 「やせたい」69%に対し「太っている」48%と、中年男性にもやせたい症候群はひろがっています。
 定性調査でも、若い女性は「美容のため」、中年男性では「健康のため」にやせたいという発言が多くみられ、今後もやせたい症候群は各年代層で強まっていくことが予想されます。
※調査結果資料:
『将来望ましい体型と現在の体型』
  『将来望ましい体型と現在の体型(ライフステージ別)』

【発見4:日本人の食と健康を支えるインフラママ】
 手作り食がないと「困る」とする人は全体88%に達し、手作りの食事は非常に重視されています。自宅での主な調理担当者は、との質問に、未婚男性では「母」52%、既婚男性では「妻」92%、未婚女性は「母」68%と回答しています。既婚女性では「自分」とする人が96%となっています。手作りの食事を支えているのは、家庭の主婦達であり、家族達は妻頼み、母頼みのようです。
 既婚女性55歳以上では、家族の食事作りを「楽しい」とする人が63%でした。これに対して、既婚男性55歳以上に調理を担当している人の気持ちを想像してもらった回答では、「楽しい」は44%と女性の回答を大きく下回りました。ベテラン主婦は、夫の想像以上に食事作りを楽しんでいる様子で興味深い結果が出ています。
※調査結果資料:
『手作り食が「ないと困る」程度』
  『自宅での調理担当者』
  『家族の食事を作るのは好きか嫌いか』

【発見5:若年層で進む食の外部化】
 男子高校生の85%、女子高校生の88%が、簡便食(お惣菜・お弁当類・調理パン・カップ麺など持ち帰って簡単に食べられる食品)がないと「困る」と回答しました。
 また、普段の食事として利用する物との質問に、男子高校生の50%、女子高校生の46%が「カップ麺」をあげ、同様に「菓子パン」も男子高校生で50%、女子高校生で79%となっています。このように若年層では、食の外部化が日常的なこととして進行しています。
 定性調査でも、若年層では「主食」+「副菜」というような組合せがない食事や、お菓子的な食品に飲料をプラスして食事代わりにするなどの傾向も見られいわゆる「三食」の概念自体も変化してきているようです。
※調査結果資料:
『簡便食・外食が「ないと困る」程度』
  『普段の食事として利用するもの』

【調査概要】
■ 調査対象:首都圏に在住する15〜69才男女個人、計1000人(有効回答者数)
■ 調査方法:インターネット調査法
■ 調査期間:2001年8月24日〜31日

【アサヒビール お客様生活文化研究所について】
 アサヒビール(株)は、昨年10月「2001年〜2004年のグループ中期経営計画」を策定し、グループ経営力強化のための新たな組織として、「お客様生活文化研究所」を設立しました。お客様の嗜好やライフスタイルの変化を調査・研究し、新商品および新規事業開発に活用することを目的としています。




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