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コンテルノ・ファンティーノ Italy 〈イタリア〉

バローロ革新派の新旗手

業界に新風を吹き込んだ、2人のワインメーカー。

ピエモンテ州 PIEMONTE  トリノ Torino  バローロ BAROLO

トリノを州都とするイタリア北部のピエモンテ州は、トスカーナと並ぶ高級赤ワインの産地です。このピエモンテでワイン造りを行うのが、コンテルノ・ファンティーノ社です。創業は1982年。クラウディオ・コンテルノと友人のグィード・ファンティーノは、伝統的なぶどう栽培方法や醸造技術を基盤としながらも革新的なアイデアを実践するために、コンテルノ・ファンティーノ社を起ち上げました。

1986年には創刊したばかりのイタリアのワインガイド『ガンベロ・ロッソ』に掲載され、翌87年には「バローロ・ソリ・ジネストラ1982」が米国のワイン専門誌『ワインスペクテイター』の表紙を飾りました。

1994年にはバローロの指定生産地域のひとつ、モンフォルテ・ダルバの丘の頂にあるブリッコ・バスティアという土地に新しい醸造所を設立し、瓶詰めラインやセラーを備えました。その後「バローロ・ソリ・ジネストラ2001」が『ワインスペクテイター』で99ポイントという快挙を成し遂げ、バローロの新旗手として世界的に評価を高めました。

世界的に支持される、革新派のバローロ。

コンテルノ・ファンティーノ社

コンテルノ・ファンティーノ社がワイン造りを行うピエモンテ州は、ネッビオーロ種を使った長期熟成型の高級ワイン産地として知られています。特にバローロは「ワインの王様」と呼ばれ世界的な名声を誇っています。現在、そのスタイルは“伝統派”と“革新派”の2つに大きく分かれます。

コンテルノ・ファンティーノは革新派を代表するワイナリーのひとつ。より果実味を豊かに、より飲みやすくすることを目的として、発酵期間(マセレーション)をフランス産オークの小樽で熟成最大でも10日程度に短縮し、フランス産オークの小樽で熟成を行います。その結果、いきいきとした果実味となめらかな口当たりを併せ持ったワインが生まれるのです。革新派のバローロは米国を中心に圧倒的な支持を受け、世界的な潮流のひとつとなっています。

フランス産オークの小樽で熟成

クリュ名を冠する、2つのシグネチャーワイン。

コンテルノ・ファンティーノ社の二枚看板は「バローロ・ソリ・ジネストラ」と「バローロ・モスコーニ」。それぞれぶどうを生産するクリュ(区画)の名前を冠しています。

バローロはピエモンテ州の指定生産地域で生産されるD.O.C.G.赤ワイン。現在は11の生産地域(コミューン)が認められ、コンテルノ・ファンティーノ社が拠点を置くモンフォルテ・ダルバもそのひとつです。さらにそれぞれの生産地域には伝統的に認められたクリュが存在します。ソリ・ジネストラは「ジネストラというクリュの南向きの斜面」、モスコーニは文字通り「モスコーニのクリュ」ということを意味しています。

限られたクリュゆえに、生産本数も自ずと限られてきます。それぞれのボトルのラベルには、その年に造られた生産本数が誇らしげに記されています。

ボトルラベル「ソリ・ジネストラ」 ボトルラベル「モスコーニ」