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NEWS FLASH 5th Bols Around The World-Final Shake Off ボルス・アラウンド・ザ・ワールド ファイナル・シェイク・オフ(決勝)レポート。

2011年2月28日、オランダ・アムステルダムで、 カクテルコンペティション「ボルス・アラウンド・ザ・ワールド」の決勝が開催された。 日本からは、「BAR猫又屋」の新井洋史氏が参戦。その結果やいかに!?
8人のファイナリストが集結
□ファイナルを翌日に控えて。

「ボルス・アラウンド・ザ・ワールド」ファイナル・シェイク・オフ(決勝)前日、オランダ・アムステルダムにあるボルス社のヘッドクウォーターに、見事予選を勝ち抜いてきた8人のファイナリストが集結した。今大会は、世界を東西南北の4つのブロックに分け、各ブロックから2名ずつ、計8人が決勝に参加することとなった。詳しくお伝えすると、東ブロックがアジア、西ブロックが南北アメリカ大陸、南ブロックがアフリカ・中東・オーストラリア、北ブロックがヨーロッパとなる。参加国は計28カ国。なかでもアルゼンチンが最も多く500近いレシピが集まった。それでもアルゼンチンから決勝に進むものがなかったほど、予選は熾烈を極めた。

また5回目となる今大会からは、優勝者のみならず、3位入賞までが発表されることとなり、それぞれ優勝者が2500ユーロ、2位が750ユーロ、3位が500ユーロという賞金もついた。しかし欲しいのは賞金よりも栄誉。長引く不況によりカクテルコンペティションが減少するなか、「ボルス・アラウンド・ザ・ワールド」は、世界的に価値のある正真正銘の国際コンペティションのひとつだからだ。

ファイナリストのプロフィールを見ると、年齢もバーテンダー歴も実績もさまざま。有名バーのオーナーバーテンダーもいれば、フリーランスのミクソロジストもいるし、カクテルコンペで30以上の受賞歴を持つものもいる。そうかと思えば、まだアシスタントだというものもいる。この自由で寛容なセレクションが、「ボルス・アラウンド・ザ・ワールド」の雰囲気を物語っているといってもいいかもしれない。我が日本からは、アジア代表として、「BAR 猫又屋」の新井洋史氏がファイナルに駒を進めた。

ヘッドクウォーターに集まったファイナリストは、まず全員でランチ。やや緊張した雰囲気が漂っていたなか、アメリカ代表のジョンがこう言い放った。「おいおい! 優秀なバーテンダーがこんなに集まって、なんでシーンとしてんだよ。バーテンダーならもっと楽しもうぜ」。というわけで、早速ボルス・ジュネーバ(日本未発売)が運ばれてきて、オランダ流に全員ショットで飲み干すこととなった。その後、地下にあるミュージアム「HOUSE OF BOLS」を体験し、「ボルス・バーテンディング・アカデミー」でのボルス講座を受講。その間もビールやカクテルの試飲が続き、雰囲気はすっかりくつろいだものになった。夜はアムス名物運河クルーズでのカクテルパーティーとディナー。新井氏もうちとけた様子で、各国のバーマンとカクテル談議に花を咲かせていた。

さて、今大会のキャッチコピーは、「Mix Your way into Cocktail Heaven!」。翌日の決勝では、果たして誰がカクテルへヴンにたどり着けるのか? 誰の頭上にカクテルへヴンの天使が舞い降りるのだろうか?

新井洋史氏

新井洋史 Hirohito Arai

栃木県足利市にある「BAR 猫又屋」のマスターバーテンダー。今回が2回目の国際大会となる。持ち前の積極性と愛されるキャラクターで、ファイナリストや関係者を常に笑わせていたのが印象的。ただ一人、ホットカクテルで大会に挑んだ。

Moonlight(月光)

カクテル名 Moonlight(月光)

RECIPE

お湯50ml、くず粉10ml、茎茶5ml、スライスした日本産ショウガを茶器にいれ、茶筅で混ぜ合わせる。土瓶に移し、火にかける。ボルス・アマレット20ml、ボルス・ジュネーバ(日本未発売)20ml、自家製梅酒10mlを加え、沸騰直前に器へ注ぐ。最後に柚子ピールを飾り、梅酒の梅を添える。

夜はアムス名物運河クルーズでのカクテルパーティーとディナー

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