☆鞆の浦
夏休みに山口の実家に帰省した際、少々足を伸ばして広島県は福山市の鞆の浦に行ってきました。
瀬戸内海をのぞむ静かな港町と、「鞆公園」として国立公園に指定されている沖の島々が美しいところです。
宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』で、構想を練った地としても有名になところですね。
実は、GWの帰省の際にはじめてやってきて、とても気に入った場所。
その際は、パワースポットとしても有名な仙酔島にも渡ったのですが、仙酔島ではちょうど鞆の浦に約380年も伝わる伝統漁法の鯛網を再現するお祭りもやっていました。(海がすごくきれいでしたっ!)
今回の訪問では、GWの際に食べ損ねた福山の郷土料理「うずみ料理」にもチャレンジ。
うずみ料理の由来については諸説あるそうですが、
「江戸時代に行われた倹約政治のため贅沢品とされた鶏肉・えびなどを堂々と口にすることができない庶民が、具を飯で隠しながら食べていたことが始まりだ と言われている」(ウィキペディアより引用)そうです。
つまり白飯の下にさまざまな「おかず」が埋まっている椀物。
いわれはあれど、なんだか宝探しのようで楽しそうなお料理、これは気になります。
さて、出てきたものは・・・・
白いご飯の上にとろろが乗っています。
さぁ、中になにが入っているのかしら・・・?
出てきたのは、さすが鞆の浦!鯛のお刺身の醤油漬け♪
こちらは、半分くらいそのままで食べたあと、残りは、温かいお出汁と薬味をのせていただきます。
優しいお味でほっこり美味しく、なにしろなにが出てくるか!?とわくわくするお料理。
このうずみ料理は、福山の名物料理として、市内の多くの飲食店でも扱っているようですよ。
鞆の浦には、「鞆の津ミュージアム」という、築150年の蔵を改造した美術館もあります。
この美術館は、アール・ブリュットともアウトサイダーアートとも言われる、「正規の美術教育を受けていない人が自発的に生み出した、既存の芸術のモードに影響を受けていない絵画や造形」作品を展示することでもとても話題になっています。
GW時にはちょうど「ヤンキー人類学」という企画展をやっていましたが、とてもパワフルな内容で印象的でした。
その他、坂本龍馬の「いろは丸」事件の資料館などがあったり、美味しい鯛味噌のお店があったり、、
潮の香を感じながら町を散策していると町のあちこちでさまざまな発見と'ステキ'に出会います。
ぜひみなさまも一度。
(ハナコ)
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