土用、そして立秋
残 暑 お 見 舞 い 申 し 上 げ ま す 。
非常に暑い日が続きますが、8月7日が立秋だったので、
暦の上ではもう秋。この暑さは残暑です。
梅雨の頃から続けてきた保存食つくりも終盤。
糠床、小梅の塩漬け、らっきょう、梅酒、生姜の甘酢漬け、
生姜の蜂蜜漬け・・・と作り続けた締め括りは "梅 干 し"
6月に塩と角砂糖で漬け込んだ梅(小田原・曽我の梅)を
野菜を干すためのネットに入れ3日間 土 用 干 し。
さらに赤シソと梅酢に漬けて今は赤シソ梅干しに加工中です。
「土用干し」とは、夏の土用の天気がいい頃に
衣類や書籍、田んぼ、梅を干すことを言います。
土用干しすれば、衣類や書籍は虫やカビを防げ、
田んぼを干すことで稲は水を求めてよく根を張り
台風に強い丈夫な稲に育ちますし、
梅を干せば保存性が高まります。
土用は四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前の約18日間。
夏の土用は梅雨明けの後で天気がいい。
毎年そうだったのに、梅干しを作ろうと思うまで
土用の天気の良さを意識したことはなかったです。
さて、梅も赤シソに漬けて一段落したら立秋。
厳しい暑さは続きますが、確実に季節は移り変わっています。
昨日の夕方には秋に近づくと増えるヒグラシが鳴いていました。
夕立や台風と気候も秋に向けて変化が感じられるでしょうね。
最近、熱中症で倒れる方が周りに多いので
自作の梅干しを食べながら十分な水分を摂取したいと思います。
みなさまも熱中症には気をつけて、お盆をお過ごし下さい。
(ぶらりあん)
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