ゆるキャラ
ちょっと前の話になりますが、社内で「ふくしま会津マルシェ」が開かれました。
当日は福島の名産と、会津若松市の職員さんや地元のメーカーの方々と一緒に、『極上の会津プロジェクト協議会』のマスコットキャラクター「あかべぇ」も来社。
「ゆるキャラ」に社内で遭遇するというのは今までにない経験でしたが、この赤い、パっと見よくわからない姿は、なかなかにインパクトがあります。
「ゆるキャラ」の提唱者といわれているみうらじゅんさんは、「原則として着ぐるみ化されていること」を前提に「ゆるキャラ」の条件として、
1.郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。
2.立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。
3.愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせている事。
という三つをあげておられますが、この「あかべぇ」もかなり不安定でゆるくかわいらしいかったです。
特に真正面からはカメラ目線ができない目がたまりません。
この「ゆるキャラ」がいることで、そこに集まる人の表情がパッと明るくなる。そしてリラックスして会話もはずむ。そのゆるさ加減、ちょっとツッコんでみたくなるあたりがポイントで、その結果、関心を引き、ちゃんと親交の仲介をするという役割も果たすわけなんですね。
造詣として完成させたいけど完成させない。
不安定なものを作るなんて、なかなか作り手側には難しいオーダーだとも思いますが、そんなユニークさゆえに生まれる隙間にコミュニケーションの種があるんだなぁ、と感じました。
(ハナコ)
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