毒ガエルの飼育マニュアルと同じくらい売れる本
と、出すときに出版社の人に言われた書籍だそうです(笑)
ですが、決してマイナー受けのものではなく、保育園に通わせている親なら、一読の価値ありです!
著者(駒崎弘樹さん)は、ITベンチャー社長から、独身にも関わらず、会員制の病後児保育(NPO)を立ち上げた方。
しかも病後児保育のシステムと受け入れの度量が、公立と違っていて、すごい →フローレンスHP
このシステムを7~8000円の会員費でやってもらえるなると、ホントに助かるな~と思えます。
しかも、このNPO立ち上げた後、母子家庭の方から母子家庭では、この会費を払うことができない・・・と言われたことから、寄付で成り立つ「一人親家庭支援」を作り上げた過程についても書かれています。
その過程において、寄付とは「投資であり、投票だ」という考えにたどりついたそうです。
アメリカで行われている「税額控除」を日本でも!という話で、税額控除と書くと難しいそうですが、「納税するか寄付するか」を国民が選べるようにすれば、公共の質が上がる!ということを、解りやすく書いてくれています。
全てが公共に頼らなくても、NPOが公共事業を寄付金で実施すればいいということです。(得意なほうが実施すれば良いという考え)
この本を読んで、昨年、博報堂さんの講演会で聞いた「生活インフラ調査」を思い出しました。生活者は「インフラに支出意向がある」という話。
そうすると、NPOがインフラを作って充実させても良いことになりますよね。
ちなみに、お金を払ってでも充実させたい項目「医療施設」「通信網」「電気」「上水道」「ごみ処理」「放送網」「福祉・介護施設」「保育・教育施設」でした。
こうして考えると、上記のようなことも公共(納税)かNPO(寄付)か・・・選べるようになると質は向上、無駄使いは無くなるかもしれません。
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