魔除け現る
新所長が着任してから1ヶ月半。人事異動のざわめきも納まって、平穏な毎日です。骨董通りに面した窓ガラスには秋の飾り付けをし、街中の木々も葉が色づいています。
季節は変わっても、事務所内は窓ガラスの飾り以外大きな変化がないので、あまり気にしないのですが、仕事中にグルッと部屋を見回したとき、視界に変化が。何か小動物の気配のようなものが感じられ、本棚の上を見たら一対のシーサー。
「あれー?何でシーサーが座ってるの?」と言ったら、「あ、それ僕の。前の部署にいた時の沖縄土産。置いてくるのも忍びないので、乗せときました。」とお返事。新所長の仕業でした。年初に取り付けた破魔矢の横に、陶器製シーサー。こんなに魔除けをしなくても!(笑)
シーサーは単に魔除けだと思っていたのですが、Wikipedeiaの情報によると幸運招きもするらしいです。シーサーさん、本当は屋根の上がいいのかもしれませんが、本棚の上で事務所を見守っといてください。
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【参考】
シーサーとは、
沖縄県などでみられる伝説の獣の像。建物の門や屋根、村落の高台などに据え付けられ、家や人、村に災いをもたらす悪霊を追い払う魔除け、幸運招きなどの意味を持つ。名前は「獅子(しし)」を沖縄方言で発音したものである。八重山諸島ではシーシーともいう。(中略) 元々は単体で設置されていたものだが、おそらくは本土の狛犬の様式の影響を受けて、阿吽像一対で置かれることが多くなった。阿吽の違いにより雌雄の別があり、各々役割があるとする説もあるが、研究文献等にそのような記述は見られず、近年になって創作された俗説である可能性が強い。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 記事名:「シーサー」 更新日時: 2008年10月3日 15:37 (UTC) )
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(ぶらりあん)
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