不思議なトマト?
ミニトマトの実がなりました。
なぜか、天狗になっています。
「ふんっ。俺様を誰だと思ってやがるんでぃ。」
どこからか、そんな声が聞こえてきそう。
どうして、こんな形になったのか、理由は良く分かりません。
ガーデニングの師匠に聞いたら、
「気象条件や病虫害で形が変わるっていうけどね。
でも本来野菜は形が一つ一つ違うもの。個性があっていいじゃない。」
でも、お店に並んでいる野菜には、変な形のものはありません。
よく買い物に行く、八百屋のおやじさんは言います。
「そうなんだよ。いろんな形の物をおきたいんだけどね。
でもね、形の変な物は、お客さんがなかなか手にとってくれないんだよ。
この間もちっちゃいニンジンをおまけに入れたら、ちいさいのが混じってたって、お叱りを受けたしね(笑)」
人間が個性的であるように、野菜だって個性的。
一人一人、一つ一つが違ってあたりまえのはず。
ちょっと形のおかしいものがあったっていいじゃない?
そう思うのは私だけでしょうか?
「食糧不足で、日本の食卓が大変なことに!」というニュースを最近よく耳にします。
「おうおう、人間さんよ!その前に、考えることがあるんじゃないのかい?」
天狗のトマトは、そう訴えている様にも見えました。
夏休みも残り10日あまり。
残暑はまだまだ厳しいですが、生き物は暑い中でもお外で頑張って生きています。
天狗のトマトは自然の恵み。
サラダにして、みんなでおいしくいただきました。
(Dr.たま)
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