エコドライブ
この夏、我が家では大きな買物をしました。いつかは購入しなくてはならないものですが、金額も張るため家族の同意のもとに進めなくてはなりません。それは何かと言うと車です。仙台に単身赴任の時、初めて勤務する街だったので、市場性を知るために当時買い換えようか迷っていた自家用車を仙台に持っていき、留守宅には軽自動車を新たに購入していました。単身解消後は我が家の車庫には二台の車が常駐。古い方はもう13年以上も乗っており、軽自動車はまだ5年で下取りも良さそうなので、あとは何に買い換えるかといった状態でした。そもそも3人家族に二台の車は不必要ですが、駐車場のスペースが二台分あるため、慌てて買い換える必要もないとのんびりと検討を続けていました。
車に関しては私と妻の意見は分かれます。私は安全性や見た目、長距離運転でも疲れにくい大型車。妻は自分が運転しやすい今の軽自動車をそのまま残すか、それに似た小型車か、車体の高いワゴン車。しかし、妻としては大型車は運転しにくいし、駐車場の横幅が狭くなって横に自転車が通れなくなる等対立状態が続き、なかなか車種が決められませんでした。
この写真は、娘が小学校3〜4年の頃に自分で作ったキャラクター「エコ犬」です。当時娘は、この「エコ犬」を主人公に漫画や物語をよく書いていました。「エコ犬」とは空き缶やゴミのポイ捨てを注意し、緑を守り自然を守り地球を守る平和の使者で、正義の味方として登場する物語だったような気がします。当時はなかなか上手に書いているなといった程度に思っていましたが、今考えると小学校の3〜4年からエコという言葉を理解し、環境問題に対して何をすべきかを考えていたことに驚嘆しました。私が小学生の頃は環境問題どころか、掃除当番をさぼってはダメとか校庭の花壇には入ってはダメといったことぐらいしか頭に浮かんできません。その娘もあと数年で運転免許を取得できる年になります。ここは妻との交渉に新たな切り口で妥協案を出さざるを得ない状況でもあり、娘の賛同も取り付けつつエコをキーワードとして提案をしてみました。そして最終的にハイブリッドカーという結論に達しました。
私もハピ研に勤務してから、自分の身のまわりのものに対する考え方に変化が出てきたと感じています。昨年エコプロダクツ展に行った時、来場者に小中学生が多かったことや差し迫った地球温暖化問題に対する企業としての対応等を目の当たりにして、環境問題に関しては自分でできることから始めようと思いました。また、ハピ研の車好きなぶらりあんからの推薦も後押しとなり、ハイブリッドカーに決断しました。環境問題と昨今のガソリンの値上げも相俟って、妻も納得。ハイブリッドカーは、電気とガソリンで動きますが、電気で作動している時はほとんど音がせず、一般道を走る時などなるべくアクセルを踏み込まず惰性で走らせると燃費も良くなります。
これは、車内に表れるエネルギーモニターです。ここには現在のエネルギーがどこから流れているかが表示され、燃費も表示されるため、今まではスタート時や加速時に勢いよくアクセルを踏み込んだものでしたが、意識的にやさしく余裕を持った運転になるのが不思議です。エコドライブは、アイドリングストップや急加速をしないことなど、ちょっとした心がけでできることです。たとえ車がハイブリッドであっても、今までのようなアクセルを踏み込む運転をするのでは意味がありません。エコドライブを理解し実践することで、より環境にやさしい運転を心がけていきたいですね。
(所長)
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