避暑の旅
先週末は浅草の花火もあり、まさに夏たけなわと言えます。私も連日の暑さから脱出して、一泊二日で軽井沢まで避暑旅行に行って来ました。所沢インターから関越自動車道、そして上信越自動車道へ進み、現場まで2時間もかからない手頃な場所です。真夏日の続く東京を離れ、気分もリフレッシュできる空間を求めた小旅行。今回は友人ご家族と一緒であり、6人用のコテージに宿泊することにしました。
軽井沢も夕方になると気温も下がり、少し過ごしやすくなったので、「軽井沢と言えばテニス」ということもあり、家族対抗でテニスをすることになりました。少し離れたテニスコートへ行き30分ほど興じていると、突然の稲光とともに豪雨にあい、一瞬のうちにグランドは洪水状態。しばらく様子を見ても止む気配もなく、残念ながら中止となり、その後はいつものようにビールで乾杯。少しは健康的な旅にしたかったのですが、天は我々にテニスをすることよりもビールを飲むことを選択されたようです。飲み始めると皮肉にも雨は止み、きれいな星空が見えています。真夏にはつきものの夕立でしたが、妻と娘にはとんだ災難で、機嫌を直してもらうために少し奮発して夜は焼肉となりました。
翌日は、一緒に来られた友人夫婦の娘と私の娘が同い年ということもあって、彼女達の希望によって何をするか決めることに。するとプリクラとカラオケをしたいとのこと。ここは軽井沢だぞ!と突っ込みたくなりますが、彼女達には軽井沢だからと言ってどこかを観光しようとする気持ちは一切ないようです。年に数回しか会えないため、少しでも一緒に楽しい思い出を作るのにはプリクラ、カラオケなのでしょうか。それもカラオケに行くと親は締め出され、二人きりで1時間歌い合っています。しょうがないので親は近くのファミレスで軽食。中学2年にもなれば、親離れが目に見えてはっきりしてきて当然でしょうが、何か寂しさを感じてしまいます。
今回の旅行は、先日購入したハイブリッドカーの長距離走行のデビュー戦です。普段の燃費は1L当たり17〜18キロでしたが、往復約280キロの距離で高速運転が多かったこともあり、燃費は1L当たり約25キロでした。また、ガソリンの値上げの影響か、ほとんど渋滞もなく車の量も心なし減ってきているような気がしました。こういった快適な運転をしていると、心にも余裕ができ環境に優しい運転に没頭できます。これからもエコ運転を心がけていきたいと思います。
(所長)
生きてる!
梅雨から湿度の高い日が続き、梅雨が明けたとたん暑いわ蒸すわで外出が億劫になります。最近、研究所内の温湿度計を確認しながらエアコンを調整するのが日課。温度が低くても湿度が高ければ不快だし、温度が高くても湿度が低いと快適です。経験的には、部屋の湿度60%を超えると急激に不快になります。
人間が不快に感じる中、窓辺の植物は夏の太陽を浴びて、ますます元気に育っています。昨年はちょっと元気が無かったコーヒーノキも、土を入れ替えて元気に育ちはじめました。
1週間ほど前、ふと、コーヒーノキの根元を見ると、白い小石のようなものが落ちていました。よくよく見ると、なんとキノコじゃありませんか!うわっ、傘の表面がブツブツしていてやや黄色味がかって、気味が悪い!! 周りには、今にも傘を開こうと待ち構える、控えのキノコが数本。さらに落ち葉の陰にも、生えはじめの小さなキノコが何十個もプツプツと顔を出して。いつも水遣りをしている秘書に聞いたら、それよりも数日前に気づいたみたいです。「入れ替えた土に元々入っていた菌が生えてきたんだろう。」とDr.たま。コーヒーノキも元気に育ったから、栄養のある土なんだと思います。
しかし不思議なもので、不気味だけれども、慣れると「生き物」として仲間が増えたみたいで嬉しい。少し感動しました。そして、「僕らはみんな生きている〜」の歌が頭に浮かんできました。1週間経過し、だいぶ日光に当り、弱ってしまいましたが、小さいのはまだ元気にプツプツ顔を出しています。ハナコは気味悪がりながらも、何度も見に行き楽しんでるし、「生きてる!」っていいですね。
(ぶらりあん)
この夏、おいしい生ビールを
とうとう東京も梅雨明けとなりました。連日の真夏日のおかげで、夜になるとビールが欠かせないのは私だけではないでしょう。先週の土曜日に梅雨明けが発表されましたが、ハピ研ではその日、Dr.たまが社外セミナーの講師として一般の方へビールについての話をさせていただきました。最後はビールのおいしい飲み方を披露し、梅雨明けも相俟って皆さんに喜んでいただいたようです。ビールは年間いつでもおいしく飲まれておりますが、この季節はやはり特別な感じがします。
この時期は特に仕事を終えた後、家に帰るまでに仲間同士でちょっと一杯なんてこともよくあるのではないでしょうか。私もそういう時には、居酒屋さんで生ビールをぐっと飲みながら、一杯のつもりが気が付けば二杯、三杯と進んでしまうこともしばしばあります。その瞬間のおいしさが、もう一杯につながっていくのでしょうが、おいしい生ビールを提供していただける飲食店様の方も、お客様に少しでもおいしい生ビールを飲んでいただくことに努力をされています。ではどんな努力をされているのかご紹介します。
ハピ研のある事務所の同じ階に、生ビールクオリティセミナー室があります。ここは、当社のグループ会社である東日本アサヒ生ビールサービス?が、定期的に開催しているセミナー会場です。
東日本アサヒ生ビールサービス?は、飲食店様向けに生ビールの品質向上の技術指導業務を行なっております。この会場では、当社の生ビールを取扱っていただいている飲食店様向けに、おいしい生ビールをお出しするセミナーを行なっております。こういったセミナーは、全国各県でも行なっております。セミナーの内容は、生ビールを扱うビールサーバーの扱い方から洗浄の仕方や注ぎ方、そして生ビールを入れるジョッキの洗浄や生ビールの樽の保管方法等、生ビールの品質につながることすべてをお話させていただいております。受講された飲食店様には、修了証をお渡ししております。
飲食店様の中には、生ビールをお店の自慢料理の一つとしてメニューに推奨しているところも目にするようになってきました。仕事帰りに、一杯やろうかと思っておられる方。出てきた生ビールをよく見て、よく味わって下さい。そしてきめの細かい泡の生ビールを思い切り堪能してください。飲食店様のおいしい生ビールに対する情熱が伝わってくるかも知れません。冷たく、心地良い情熱が。
(所長)
「大人の宿題」企画中
梅雨も明けて、いよいよ夏本番。海の日を過ぎて、多くの学校が夏休みに入る時期です。
夏休みには海やプールで泳いだり、虫取りしたり、旅に出たり、レジャー施設やトレンドスポットに繰り出したり、じっくり本を読んだり、ここぞとばかりに遊んでしまいますよね。特に夏休みの初めは、休み中にやる事のメニューを考えるだけで楽しくて仕方ない状況。しかし、時間が経つにつれて「宿題」が気になってきて、夏休みの最後の一週間で汗だくになりながら宿題を片付けて・・・けっこう多くの方に共通の思い出ではないでしょうか。「最初からやっておけば良かった」と後悔したり、「何で今日まで何もやってないの!」と母親に叱られたり、私にとってもツクツクボウシが鳴く頃の苦い思い出です。
そんな「宿題」の代表格といえば「絵日記」。コツコツやらないと最後に面倒なことになる、最も嫌な宿題でした。気象台へ過去1ヶ月分の天気を問い合わせる小学生もいたようですが(ハピ研にも経験者いました!)、今やインターネットで天気の記録は簡単に調べられます。凄いですね。あとは書くだけ!(笑) 過ぎてみれば笑い話ですし、「あの時は書かなかったけど、今は毎日ブログ書いてます」という方もいらっしゃるでしょう。絵日記の絵に苦戦した方も、デジカメで撮った写真を使って簡単に画像添付できる便利な時代です。ちょちょっと書いてみようかなと思いませんか?
そこでハピ研生活意識調査では、夏休み特別企画として「大人の宿題」の企画を検討しています。この夏に飲んだビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)にまつわるエピソードと写真を大募集する企画です。募集は来月上旬〜中旬を予定していますので、ぜひご参加ください。もちろん毎日ではなくて、期間中1回の応募のみとなりますので、ご安心を。「この夏一番印象に残ったビール」について、絵日記感覚で書いてください。いくつかのエピソードや写真を抜粋して生活意識調査のページで公開して、皆さんにも読んで見ていただこうと思います(学校の絵日記を友人に見せた記憶はありませんが)。
ビールの美味しい季節になりましたが、飲みすぎないように 「ほ ど よ く、 楽 し く、い い お 酒」で、暑い夏を乗り切ってください。
(ぶらりあん)
新しいルート発見
このところ東京では連日30度を超える真夏日が続いておりますが、皆さんは夏バテもせず、元気でお過ごしでしょうか。単発的な雨が時折降ったりするため、東京では梅雨明け宣言がまだ出ておりませんが、ビール会社にとってはたいへんありがたい天気が続いております。
しかし、暑くなると余計に毎朝の通勤ラッシュが、うっとうしく感じてしまいます。毎朝渋谷までの約1時間を何とか快適に通勤できたらと思っていたところ、面白いルートを発見することができました。それは、最近開業した副都心線を利用することです。副都心線は、今年の6月14日に開業し、東京の池袋、新宿、渋谷の三大副都心を縦断して走る地下鉄で、将来的には渋谷駅から東急東横線と相互直通運転を行なう予定だそうです。
いつもは、西武新宿線で東村山駅から高田馬場駅までの約40分間満員電車に揺られ、JR高田馬場駅から渋谷駅までここもまた満員状態の山手線で通っていますが、少し遠回りをして東村山の隣駅である所沢経由だと、西武池袋線が副都心線と乗り入れているため、渋谷まで直行できるのです。東村山より一駅遠い所沢からだと、ひょっとすると渋谷まで座っていけるのではといった淡い期待も胸に秘めつつ試みてみました。
普段より少し早めに家を出て、東村山駅では普段乗車するホームと反対のホームに行き、下り電車に乗り一駅先の所沢駅に到着。朝7時14分発渋谷行きに乗車するために、ホームを移動し電車を待ちます。程なく待つと西武線でよく見る黄色いデザインとは違う、地下鉄対応車両の電車が入線してきました。
しかし、既に車内は満席で淡い期待はもろくも崩れてしまいました。ここから渋谷まで約1時間通勤ラッシュかと思うと急に心が暗くなり、肩にかかったかばんの重さがズシリと感じてきました。ところがこの電車は練馬駅までの西武池袋線区間では快速なので、所沢駅からひばりヶ丘駅までは各駅を停車します。その間、思いの外降りられる方が多く二駅目の清瀬駅で目の前の座席が空き、無事座ることができました。その後も思ったほど混むこともなく、練馬駅からは西武池袋駅に向かう方が乗り換えられるため、朝にしては珍しいほどの空いている電車を体験することになりました。そしてゆったり座りながら渋谷駅に到着したのが8時6分。ほぼ時間通りです。
現在副都心線は、開業したばかりということやお客様の定期券の買い替え時期等の関係もあって、まだ利用されるお客様が少ないのであろうと思いますが、私としてはこの夏、快適な朝の通勤を味わえそうです。難点と言えば、所沢駅からの直通線が少ないことと、渋谷駅が地下深い場所のため地上に出るまでの時間が少しかかり、その分アクセスが若干不便なことぐらいです。これからやってくる本格的な夏に向かって、ビールを飲みすぎた翌朝には欠かせないルートになりそうです。
(所長)
京都 & KYOTO
先週末は、学会参加のために京都に出張しました。
今回、参加した学会は、文化関係の学会。2日間にわたって開催されたのですが、非常に面白い講演ばかりの学会で、あっという間に2日間が過ぎてしまいました。
最後の記念講演は、「異文化コミュニケーション」のお話。約80分の講演のうち、60分は笑いに満ち溢れるという、すばらしい講演でした。その講演の後の討論で、とても印象に残った話が、「これからは、自文化を、きちんと理解し、世界に広げていくことが大変重要。」というお話でした。最近は、全世界で共通の価値観を広げていくという動きが多いのですが、これからは、そればかりでなく、自国の文化、他国の文化の両方を良く理解し、お互いに尊重しあって融合していくということが大切になるとのこと。なるほどと思える話ばかりでした。
講演が終わってから、帰りの新幹線に乗るまでの間、ちょっと時間があったので、京都の街を少しだけ散策。
夏の京都といえば祇園祭。日本の三大祭の一つに挙げられるこのお祭りは、7月1日から、1ヶ月間にわたって様々な神事や行事が行われます。12日から13日は、「鉾曳初め」にあたり、町の各所に鉾がそびえ立っていました。さすがに、「動く美術館」と賞されるだけあって、立派な飾りです。
わずかな時間ではありましたが、歴史のある日本文化の良さを、ひしひしと感じることができます。
ハイライトの山鉾巡行と神幸祭はいずれも17日。今週はさぞかし賑わうことでしょう。
あれ?学会の話だったのにいつのまにか、祇園祭のご案内になってしまいました(笑)
いずれにしても、世界遺産にも指定されている京都。日本が世界に誇れる歴史の街です。最近ご無沙汰という方は是非、足を運んでみてください。
自文化を知るためにも、そして世界とコミュニケーションを取るためにも大切なことではないでしょうか?
(Dr.たま)
回転朝食
ハピ研サイトにあるデータバンク「食と健康」の第三十二回にも記されておりますが、2004年以降朝食を毎日食べている人の割合は拡大傾向になっています。生活者の健康に対する意識は、三食きちんと食べるといった規則正しい食生活をすることに高まってきているようです。私自身も6年前に単身赴任生活をきっかけに、朝食は毎日必ずとることを心に決め現在に至っています。しかし本音の話、朝早く起きて朝食を食べるのなら、その時間寝ていたいと思う人もけっこうおられると思います。特に独身者、単身者は、朝起きて自分で食事を作るといった余裕はなかなかないでしょうし、前日コンビニで買った弁当やパンを翌朝ほおばるか、駅前の立ち食いそば、うどん、またファーストフードやコーヒーショップ等の軽食を利用されるといった方が多いのではないでしょうか。
先日出張のため、東京駅に早朝行った時のことですが、「回転朝食」といった文字を目にして、「何だこれは」と近づいてみました。そこは普段回転寿司をされている店のようですが、朝に限ってはベルトの上に寿司ではなく、朝食のおかずが所狭しと並び流れてきます。まだ早朝にもかかわらずほぼ満席状態で、私自身朝食を済ませてきてはいましたが、思わずその情景に目を奪われてしまいました。おかずの種類も多く、ご飯、味噌汁、のりにベルトから流れてくるおかず3品で500円と手頃な値段。その日は見るだけでしたが、一度食べに行こうと心に誓いました。そしてついに本日の朝、家で食事をとらず東京駅に直行。昨今自宅の外で朝食をしっかり食べる「ソトアサ族」が目立つようになったと言われていますが、まさにそういった人にはぴったりのお店かと思います。食券を購入し空いている席に座ると、ご飯、味噌汁、のりのセットを従業員の方が運んできてくれます。そして、ベルトから流れてくるおかずを3品自由に選ぶことができます。
私は粗煮と目玉焼きとおひたしを選びましたが、他に納豆、冷奴、焼シャケ、シラスおろし、おでん、ポテトサラダ・・・等優に10種類以上はあり、選ぶのにも迷ってしまいます。栄養のバランスを考えて、好きなものを選べるのはけっこう楽しいものです。昼、夜はお寿司屋さんということもあるのか、魚料理は皆さん必ず1品は入れて選んでいるようです。また、おかずが3品あるとボリューム感もあり、お腹にしっかりたまります。お客さんもサラリーマン、OLから自営業風の方や旅行者風の方、女性の方も全体の二、三割はおられました。東京駅という場所柄、学生風の方はあまり見受けませんでしたが、幅広い層の人が多かったように思いました。
現在、ファーストフードやファミレス、カフェの業界でも朝食に力を入れているところが多いと聞いています。健康面から見ても、朝食をしっかり食べることはたいへんいいことだと思いますが、ご家庭で毎朝朝食を作りご家族で食べるといった光景が、だんだん減っているかと思うと何だか寂しい気持ちになりますね。
(所長)
旅行
6月下旬から1週間休暇を取りましてバリ島へ旅行に行ってきました。バリ島は一年中気温が高く、日本のような四季はありません。気候は雨季と乾季があり、今は乾季でベストシーズン!梅雨真っ只中の日本とは正反対で、旅行期間中は一度も雨が降ることなく、気温は30℃ありましたが湿度も高くなかったので、日本の暑さとは違い快適に過ごすことができました。現地の人の話によると、一年を通して気温は下がっても25、26℃前後、暑くても約30℃で、26℃くらいになると寒いと感じるとのこと。日本の話をすると考えられない様子でした。もちろん雪なんて見たことがないそうです。寒さ嫌いの私にとってはうらやましく、永住を夢みてしまうほど。
今回の旅行で計画していたプランは2つ。ひとつ目はウブドでの古代遺跡、伝統芸能・芸術鑑賞とライステラスを見に行くこと。もうひとつは、らくだに乗る「キャメルサファリ」。このキャメルサファリは旅行と同時に予約をし最も楽しみしていたプランで、らくだの休憩も挟み約一時間ビーチを散歩するのです。これは想像していた以上で、海風が心地よく、コブからの眺めがとても爽快でした。らくだのなんとも言えないやさしい表情にも癒され、一番の思い出となりました。日本では体験することができないものです。
ここ最近の私の旅行といえば国内旅行でも観光を計画した記憶が無く、ビーチを選んでいたこともありますが、海やプール三昧の毎日で合間にショッピング・・・といった感じでした。しかし今回は観光メインで計画し、その都市の芸術に触れたり、なかなか見ること、体験することができないことができ、こういったプランも良いものだとあらためて感じた旅でもありました。しかし振り返ると、綺麗な海と大きなプールに、水着を持っていったものの一度も入らなかったことが少し残念で後悔をしてしまいました。次回は両方楽しめるプランで行きたいと思います。
(秘書)
エコドライブ
この夏、我が家では大きな買物をしました。いつかは購入しなくてはならないものですが、金額も張るため家族の同意のもとに進めなくてはなりません。それは何かと言うと車です。仙台に単身赴任の時、初めて勤務する街だったので、市場性を知るために当時買い換えようか迷っていた自家用車を仙台に持っていき、留守宅には軽自動車を新たに購入していました。単身解消後は我が家の車庫には二台の車が常駐。古い方はもう13年以上も乗っており、軽自動車はまだ5年で下取りも良さそうなので、あとは何に買い換えるかといった状態でした。そもそも3人家族に二台の車は不必要ですが、駐車場のスペースが二台分あるため、慌てて買い換える必要もないとのんびりと検討を続けていました。
車に関しては私と妻の意見は分かれます。私は安全性や見た目、長距離運転でも疲れにくい大型車。妻は自分が運転しやすい今の軽自動車をそのまま残すか、それに似た小型車か、車体の高いワゴン車。しかし、妻としては大型車は運転しにくいし、駐車場の横幅が狭くなって横に自転車が通れなくなる等対立状態が続き、なかなか車種が決められませんでした。
この写真は、娘が小学校3〜4年の頃に自分で作ったキャラクター「エコ犬」です。当時娘は、この「エコ犬」を主人公に漫画や物語をよく書いていました。「エコ犬」とは空き缶やゴミのポイ捨てを注意し、緑を守り自然を守り地球を守る平和の使者で、正義の味方として登場する物語だったような気がします。当時はなかなか上手に書いているなといった程度に思っていましたが、今考えると小学校の3〜4年からエコという言葉を理解し、環境問題に対して何をすべきかを考えていたことに驚嘆しました。私が小学生の頃は環境問題どころか、掃除当番をさぼってはダメとか校庭の花壇には入ってはダメといったことぐらいしか頭に浮かんできません。その娘もあと数年で運転免許を取得できる年になります。ここは妻との交渉に新たな切り口で妥協案を出さざるを得ない状況でもあり、娘の賛同も取り付けつつエコをキーワードとして提案をしてみました。そして最終的にハイブリッドカーという結論に達しました。
私もハピ研に勤務してから、自分の身のまわりのものに対する考え方に変化が出てきたと感じています。昨年エコプロダクツ展に行った時、来場者に小中学生が多かったことや差し迫った地球温暖化問題に対する企業としての対応等を目の当たりにして、環境問題に関しては自分でできることから始めようと思いました。また、ハピ研の車好きなぶらりあんからの推薦も後押しとなり、ハイブリッドカーに決断しました。環境問題と昨今のガソリンの値上げも相俟って、妻も納得。ハイブリッドカーは、電気とガソリンで動きますが、電気で作動している時はほとんど音がせず、一般道を走る時などなるべくアクセルを踏み込まず惰性で走らせると燃費も良くなります。
これは、車内に表れるエネルギーモニターです。ここには現在のエネルギーがどこから流れているかが表示され、燃費も表示されるため、今まではスタート時や加速時に勢いよくアクセルを踏み込んだものでしたが、意識的にやさしく余裕を持った運転になるのが不思議です。エコドライブは、アイドリングストップや急加速をしないことなど、ちょっとした心がけでできることです。たとえ車がハイブリッドであっても、今までのようなアクセルを踏み込む運転をするのでは意味がありません。エコドライブを理解し実践することで、より環境にやさしい運転を心がけていきたいですね。
(所長)
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