「SOCIAL CREATOR'S FORUM」
以前、このページでも紹介した「シブカサ」を運営している現役大学生による社会起業プロジェクト「SOL(エス・オー・エル)」主催のシンポジウム「Hungry for Mission〜お金じゃみれない夢がある〜」(6月9日)に参加してきました。
会場は恵比寿のSPAZIO。とてもスタイリッシュな建物の地下にあるコロシアム風(?)会議室で、場内には20代の若い人達が150人近く集まっていました。
シンポジウムは、モデレーターを森摂さん(環境と社会貢献と「志」のビジネス情報誌「オルタナ」編集長)がつとめられ、「働くとはどういうことか?」「やりがいとはなにか?」などといったことがテーマとなり、話が進みました。
パネリストには、大変ユニークな3名。
佐川急便のドライバーから天才TVディレクターとなり、その後30歳で2社起業、3社目は10年で100億円企業にまで育てたという「カリスマ経営者」と呼ばれる高橋がなりさん(現在有限会社国立ファームを経営)。
それから、有名IT企業の勤務経験をへて国際協力NGOを支援するオンライン募金サイト「イーココロ」を運営する会社を起業した若手起業家の関根健次さん。
そして、大和ハウスという大企業で志し高くCSR担当業務をされている内田雄司さん。
森さんをふくめパネリストの方はそれぞれ大変幅の広い「経験」をお持ちで、それぞれのやり方で「自分の可能性」に真剣勝負で向き合ってきておられるので、現在の立ち位置こそ違えど、とても熱い熱い想いが、お話の一言一言にあふれます。
またこのシンポジウムでは、参加者全員に赤色と青色の画用紙がペアで配られ、パネリストや司会者からの質問にその画用紙で意思表示をするという仕組みになっていました。
これは、聞きっぱなしではなく、では自分はどうなのか?と考えるためのしかけです。実際に、都度都度、森さんやパネリストのほうから客席にも質問が投げかけられ、その反応についてさらに議論を深めたり、時には参加者もマイクをもって各自の意見を言う、というアグレッシブな展開となり、場内のムードも盛り上がりました。
今回のシンポジウムの詳細は、いずれSOLのHPなどで紹介されることと思います。また、今後もこのようなリアルな議論の場を継続的に持っていくということなので、期待していきたいと思います。
やりがいのある仕事、やりがいのある人生、やりがいのある毎日。「やりがい」を感じるフレームは、人ぞれぞれ、いろいろだと思います。そんなフレームの中で、ちょっとでも今よりもよくなる結果を出し、またそのためになにをすればいいのかを模索していくこと、時にはもがき苦しむこと。そこに「やりがい」を生み出す種があるのでしょう。
今回のシンポジウムでは、この社会において、未来に大きく花開く可能性をもったたくさんの種があることを感じ、ハッピーな気分になりました。
(はなこ)
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